エルフ(《秘儀の調査員》入り)

  • 2021.8.27
    デッキ紹介
    OONS

     

    ■デッキリスト

    画像付きリスト・MOリスト

     

    ・土地
    13:《森/Forest》
    1:《生存者の野営地/Survivors’ Encampment》

     

    ・クリーチャー
    2:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
    2:《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
    2:《フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves》
    3:《ヤスペラの歩哨/Jaspera Sentinel》
    4:《樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers》
    4:《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
    4:《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
    3:《エルフの先兵/Elvish Vanguard》
    2:《幸運を祈る者/Wellwisher》
    1:《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
    4:《森林守りのエルフ/Timberwatch Elf》
    2:《リス・アラナの狩りの達人/Lys Alana Huntmaster》
    2:《秘儀の調査員/Arcane Investigator》

     

    ・呪文
    4:《暴走の先導/Lead the Stampede》
    4:《遠くの旋律/Distant Melody》
    2:《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
    1:《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》

     

    ・サイドボード
    4:《青霊破/Blue Elemental Blast》
    2:《残響する真実/Echoing Truth》
    2:《幸運を祈る者/Wellwisher》
    2:《蜘蛛糸の鎧/Spidersilk Armor》
    1:《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》
    2:《過酷な命の糧/Harsh Sustenance》
    1:《否認/Negate》
    1:《散弾の射手/Scattershot Archer》

     

    ■概要

    昔から根強くPauper環境に居続ける、部族コンボデッキです。

     

    「AとBを揃える」ような特定の組み合わせがあるわけではなく、デッキ全体で部族シナジーに寄せることでコンボデッキ的な動きを成立させているので、特定のカードに依存せず勝利を目指せる「フェアデッキとコンボデッキの中間」であると(筆者は)捉えています。

     

    なお今回のリストでは、フォーゴトン・レルム探訪で新規追加された《秘儀の調査員》を無理して2枚採用していますが、実際は0~1枚でいいと思います。

     

    ■強みと弱み

    概要に書いた通りですが、「コンボデッキの爆発力を持ちつつ、特定のカードに依存しないため多少の妨害では止まらない粘り強さや安定感も兼ね備える」ところが強みです。

     

    ただ、全体的に素のサイズが小さく、横並びの部族シナジーによって成立するデッキなので、《黒死病》《焦熱の連続砲撃》などの全体除去を間に合わされてしまうとリカバリー手段が《暴走の先導》しか無く、そこで勝負が決してしまうことも多々あります。

     

    また、こういうコンボデッキ自体の特徴ですが、綺麗にカードを引ければアンフェアな動きができる代わりに、フェアデッキと比べれば事故が多いのは我慢しましょう。

     

    ■主要カード紹介

     

    《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
    1ターン目に出すクリーチャーとしては、シンプルに最高効率でのマナ加速をしてくれます。
    《残響する真実》等への対策として、同型再版である《エルフの神秘家》《フィンドホーンのエルフ》と散らして6~7枚採用されます。

     

    《樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers》
    召喚酔いに影響されないマナ加速クリーチャー。
    そのターンに出したクリーチャーをそのままタップさせてマナを出すことができ、エルフデッキのアンフェアな展開力に拍車をかけます。
    また、「引いたターンにすぐ好きな色マナが出せる」ので、微妙に青マナに苦しむことがあるこのデッキではその意味でも重要な枠です。

     

    《ヤスペラの歩哨/Jaspera Sentinel》
    単純なシステムクリーチャー性能は《樺の知識のレインジャー》の下位互換ですが、1/1/2到達という地味に優秀な戦闘力でフェアリーや鳥トークンなどを止められるのが優秀です。
    また、《息詰まる噴煙》から生き残ることができる唯一の1マナ域です。

     

     

    《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
    エルフの展開力と噛み合っており、妨害が無ければ少なくとも3マナ以上は出します。
    このクリーチャーを引いて動かせるかどうかで、このデッキの遂行速度は大きく変わってきます。

     

    《森林守りのエルフ/Timberwatch Elf》
    エルフデッキで最も太く速い勝ち手段。
    大量のエルフでアタックし、相手がブロックしきれなかったところをこれの能力で大きくサイズアップすることでライフを削り切ります。

     

    《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
    2ターン目に着地して1マナ域のマナクリーチャーを起こしたり、《ティタニアの僧侶》《森林守りのエルフ》《幸運を祈る者》を2倍にしたり、序盤から終盤まで活躍するカードです。
    このクリーチャーがいることで、土地14枚という狂った採用配分が正当化されます。

     

     

    《暴走の先導/Lead the Stampede》
    《遠くの旋律/Distant Melody》
    アドバンテージ源。
    《暴走の先導》は(運は絡みますが)概ね安定したアドバンテージを、《遠くの旋律》は2桁にも達しうる爆発的なドローをもたらします。
    普通のデッキであれば、そんなに引いてもすぐには展開できない…のですが、このデッキは《ティタニアの僧侶》の爆発的なマナ加速に加えて、《樺の知識のレインジャー》によってこれらで引いたクリーチャーが着地してすぐマナを出すので、引いたカードをそのまま全部出すことも多々です。

    今回の動画でもそうなっていますが、これらのおかげで「一気にデッキをほぼ全部引ききって勝つ」こともあり、そういった派手な動きが好きな方は気持ちいいと思います。

     

    《秘儀の調査員/Arcane Investigator》

    フォーゴトン・レルム探訪の新顔。
    これ自体がエルフなのでデッキとしての純度を落とさず、壁コンボの《ビビアンの灰色熊》のような大量のマナのつぎ込み先として機能します。

     

    ■おわりに

    いつでも根強い人気を誇るエルフデッキ。
    昔からあるカードがデッキの中心であるため、旧枠が存在するカードが多く、そういう見た目の部分でもこだわりが出せて人気のデッキです。

     

    禁止改訂に巻き込まれることもそうそう無いので、持ち得と言えます!持ちましょう!ね!

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