他フォーマットデッキへの憧憬録

  • 2021.3.11
    その他
    OONS

    ■はじめに

    これPauperでも組みたい!
    ダメでした!
    の、失敗録です。

     

    これらのコンセプトが必ずしもダメということではなく、「OONSの構築力では現実的な形にできなかった」というだけなので、面白そうと思ったものがあればぜひ皆様挑戦してみてください。

     

    ■カウンターバーン

     

    マナベースの厳しさや、本家カウンターバーンのような優秀なクロックに欠けることは言うまでもありませんが、それ以上にPauperではバーンと打ち消し両方に強い《嵐の乗り切り》で壊滅するリスクがあまりに大きく、頓挫しました。

     

    《狼狽の嵐》や《頭蓋割り》のような汎用的な阻止手段があれば可能性が生まれる気がしますが、無い物は無いので仕方ありません。

     

    ■カウンターレベル

     

    インスタントタイミングでアドを取れるレベル能力と打ち消しは相性が良く、さらに《渦まく知識》も使えるため良い感じに見えます。

     

    ただ、
    ・非青のクリーチャーを先に展開してから打ち消しを構えたいため、アンタップインの二色土地が無いマナベース的に、構えるのが遅くなること
    ・青白のカラー的に、着地してしまった相手の脅威に対応する手段があまり強くないこと
    ・単体単体のバリューが低く、アドを稼いでもカード単価で劣ってしまいがちなこと
    その辺りが引っかかり頓挫しました。

     

    また、「お互い欠点のある2つのコンセプトが相性を補い合う」関係は美しいものの、それは裏を返せば「良い感じに補い合えるようバランスよく引き込む」ために《定業》などのドロー調整が無いと安定しないことを示します。
    しかし、ドローソースでデッキを回しているうちに打ち消しを構えるのが更に遅れてしまい、そのあたりの調整も難しかったです。

     

    ■カウブレード+トイソルジャー

     

    トイソルジャーとして構築を始めましたが、《粗石の魔道士》のサーチ先として仕方なく入ってくる装備品を活かすため、色的にも噛み合うカウブレード要素を足し込みました。

     

    カウンターレベルと同様の課題点を抱えつつ、1マナ以下のコモン装備品が本家カウブレードの各種二色剣ほど強くない(アドを取れない)こと、そのあたりが大きな課題です。

     

    青白では限界がある気がするので、赤と合わせて《黄鉄の呪文爆弾》も絡めながら良い形にできないだろうか、と時々考えています。

     

    ■カウブレードもどき

     

    上記カウブレードの課題を解決するため、「サイズ不足なCIPアドバンテージ生物を装備品で格上げする」コンセプトだけ引き継ぎつつ、黒単にすることでテンポ面と盤面対応力の向上を図りました。

     

    ただ、黒単で除去を盛るなら、わざわざ装備品でサイズ勝負を仕掛ける必要性が薄いことに頭を抱え、結果は頓挫です。

     

    ■カナディアン・スレッショルド

     

    Pauperにおける1マナ以下の打ち消しは弱く、《対抗呪文》も《敏捷なマングース》などと合わせるマナベース上あまり強くなりません。(《目くらまし》があれば…)

     

    また、《不毛の大地》が無いためマナ否定戦略自体も取りづらく、こちらの3/3被覆を止める体制を作らせてしまいやすいため、そもそもこのデッキのコンセプト自体が正しく成立しません。マナ否定戦略を取るためにランデスソーサリー入れるなら、Pauperのカードプールでは素直に続唱ランデス組んだ方がいいですし、そもそもPauperの打ち消しとランデスはマナベース的に噛み合いません。

     

    さらに、《敏捷なマングース》自体も、布告除去がそれなりにメインから使われていること、墓地追放は環境柄しっかりされがちなこと、スレッショルドと合わせるためのフェッチランドが弱いこと、それらを考えるとPauper環境に合わない性能なのも引っかかり、頓挫しました。

     

    《敏捷なマングース》を使うのであれば、カナディアン・スレッショルドというより、青黒軸のタッチ緑で、《グルマグのアンコウ》に近いフィニッシャーとして採用する方針の方が良いと思います。

     

    ■ホロウワン

     

    デッキ名の元である《虚ろな者》はコモンではないため、《グルマグのアンコウ》や《第一球層のガルガンチュア》、もしくはマッドネス生物あたりを生物の枠として使う、ディスカードデッキということになります。

     

    それなりに優秀なパーツが揃っているものの、《ゴブリンの知識》が採用できないこともあり、あまり安定したブン回りを中々実現できず、リストの仕上がりより先に気力が尽き頓挫しました。

     

    ただ、これは未だ諦めておらず、最近また研究中です。
    先手《燃え立つ調査》で土地を全部捨てさせる実績を解除するまでは、諦めきれないですね。

     

    ■ローム

     

    土地の回収手段は多いので、それを活かしたハンドアドバンテージの確保自体は可能です。

     

    ただ、その土地を使って何をするのか?という部分があまりに弱く、頓挫となりました。

     

    単に土地を伸ばすだけならトロンなりランプなりの方が良いので、回顧呪文などで手札から捨てて何かをする、《信仰無き物あさり》などの捨て札として使う、サイクリングランドでドローに置換…などが現実的なものの、それらを駆使してもボロス統治者など他のアドバンテージデッキに及ばないというのが結論です。

     

    ■おわりに

    自分は結構、格好いいデッキ名や面白いデッキコンセプトなんかを見ると反射的に「俺もやりたい!」となってしまう子供脳なので、こういう頓挫の経験が多いです。

     

    どなたか是非、いい感じの形に仕上がっているものがあれば教えてください!

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