6マナと重いですが、やっていることのバリューはコスト相応に高く、シングルシンボルなので緑のマナ加速やトロン土地などとの噛み合わせもしやすいです。
占術3も、土地やマナ加速をボトムに送れて良い感じですね。
土地サイクリング系の能力にライフゲインが乗っかり、唯一無二の性能を持ちます。
ただし、あくまで「基本平地」しか対象に取れないため特に柔軟な動きはできず、《よじれた嫌悪者》《クローサの大牙獣》などと比べて少々見劣りしてしまうところはあります。そういう意味では、《カビーラの交差路》の方が近いかもしれません。
「自力で墓地に落ちられる」「白土地を伸ばせる」「アグロ耐性がある」というところを評価するなら、《晩餐への遅刻》を使う白に寄せたリアニメイトデッキで素唱えにも耐えうる枠として採用する形もアリかもしれません。
盤面影響が2ターン遅いという英雄譚クリーチャーの欠点を、ライフゲインで若干軽減しています。
「2/2/2先制攻撃+占術2+2点ゲイン」とスペック自体は破格なので、パワー2の先制攻撃がどれだけ価値を出せるか次第ですかね。
太古の昔にコントロールデッキで採用されたことがある《ヒエログリフの輝き》と同等のバリューを持ちます。
こちらは予顕呪文のように2+2マナとして分割払いができる代わりに、ソーサリータイミングでの設置が必要なため隙があり、また合計青2マナが必要になります。
親和で使うなら素直に《物読み》など既存のドローソースを使った方がいいので、アーティファクトカウントにはあまりこだわらない方が良さそうです。
《エーテリウムの彫刻家》とキャントリップアーティファクトを使った《ゴーレムの鋳造所》《大霊堂の信奉者》系のコンボデッキで、始まったループを安定させる一助になりえるカードです。
近い立ち位置の《工匠の助手》と比べると、圧倒的に重い代わりに、安定化のバリューで勝ります。
また、《大霊堂の信奉者》をフィニッシャーに据える型であれば、《冥界への呼び声》を捨てて《大霊堂の信奉者》を拾うこともできます。
《バネ葉の太鼓》と似ていますが、これ自身を出すのに青マナを必要とするのがネックです。
魂力効果は、大概デッキトップに置かれて次に引かれてしまうのが欠点ですが、相手の《進化する未開地》《灰のやせ地》にスタックして起動すれば、追放に近い対処ができます。
ワクワク系カード。
《燃えがらの壁》《無気力なモロク》《龍の眼の歩哨》など、これまで日の目が当たらなかったパワー持ち防衛クリーチャーの可能性を与えるカードです。
カウンターのばら撒きなり装備品なりで、改善することさえできれば、これ自身も3/3/4として戦線参加できるのが魅力です。色は縛られますが、《発掘》で釣れる3マナというラインも、システムクリーチャーとしては優秀です。
親和系デッキで採用できる《対抗呪文》。
親和はそもそもが《対抗呪文》を使うデッキではありませんでしたが、《エイトグ》《予言のプリズム》禁止後に様々な研究がされる中で、《対抗呪文》入りの型も開発されています。
その型であれば採用を検討できますが、《金属の叱責》が強力なライバルとして立ちはだかります。どうなるのでしょう。
《活力の奔出》とよく似たインスタント。《墓所のネズミ》とよく合います。
一旦墓地を経由するかどうかの違いなので、《騒がしいネズミ》《よろめく怪異》などのCIP・PIG能力を活用するならこちらが勝り、+1/+1カウンターやオーラなどを活用するなら《活力の奔出》が勝りそうです。
《泥棒ネズミ》系カード。
相手に干渉できつつアーティファクトカウントを稼げる、珍しい2マナ域です。
フレーバーテキストが、こういった職種の人間としては悲鳴を上げたくなりますね。
ハンデス軸で見るとあまり強くないように見えますが、+1/+1カウンター部分を軸に見ると、「相手の手札に除去が無いことを確認してから強化モードを選べる」という面白いカードです。
《大霊堂の信奉者》しかり《ドラニスの刺突者》しかり、追加コスト不要の誘発型能力は何か悪いことをしそうな気が…するのですが、ちょっと面白いのが見つけられないですね。
コンボ有識者が面白いカードを発掘してくれるのを待つこととします。
及第点のサイズに加えて、面白いことしそうな能力を持っています。
例えば《胆液の水源》を釣ると《熟考漂い》になり、また後述の《ピリ=パラ》を釣ることもできます。後者は速攻付与の影響もかなり大きそうです。
「改善されたクリーチャーが必要」という条件は重いですが、うまくいけば《焼尽の猛火》と近いバリューを出せます。
ただ、その条件以外の違いとして、《焼尽の猛火》とは異なりプレイヤーを対象に取らないので、例えば《命取りの論争》や《村の儀式》などで対象を生贄に捧げられると対象不適正になり、プレイヤーへのダメージもなくなってしまいます。特に親和に対して唱える場合に注意。
《クローサの大牙獣》が比較対象になります。
《クローサの大牙獣》とは異なりアドバンテージは取れませんが、マナ加速できるのが大きな違いです。例えば《拷問生活》のような多くのマナを求められるデッキにおいては、《クローサの大牙獣》とはまた異なる強みを発揮できるでしょう。
緑単色で呪禁と破壊不能を付与するのは初です。
ビートダウンで使う分には、対抗馬となる《巨森の蔦》《蛇皮のヴェール》が強すぎる節があるので、使うとしたら緑のコンボデッキでクリーチャーや置物などを守りたい場合になりそうです。
名前の似た《神々との融和》と、効果も似ています。
あちらと比べると、コストが軽いとはいえ墓地を肥やせずクリーチャーを拾えない分《拷問生活》との噛み合いは怪しいところがあるので、他のエンチャント系デッキでの採用を考えたいところです。
《ピリ=パラ》との無限マナコンボが注目されています。
2枚だけで成立する無限マナコンボであり、無色クリーチャーとシングルシンボルのオーラ以外が完全に自由であることから、様々な色での試行錯誤がされていきそうです。