モダンホライゾン3 動画で紹介しきれなかったカード紹介

  • 2024.6.7
    カード紹介
    OONS

    ●はじめに

    モダホラ3、今回は流石に多すぎて語り切れませんでした。
    紹介しきれなかった強力なコモンを、簡単に紹介していきます。

     

    以下は動画で紹介済みですので、そちらを参照ください。
    《スレイベンの魔除け》
    《刷新された使い魔》
    《改良版人体改造機》
    《腸抜きの洞察》
    《呪われた匪賊》
    《不可能の一瞥》
    《包囲破砕》
    《熾火魔道士、スコア》
    《ニクス生まれのハイドラ》
    《日を浴びる繁殖鱗》
    《進化の証人》
    《邪悪鳴らし》
    《こそこそサクサク》
    《サイクロプスの超伝導師》
    《頭蓋槌》
    《妬み渇きの神》
    《溶鉄の門番》

     

    ●《激震の目覚め》

    《発掘》や《再稼働》の系譜と言える新カードです。
    白1マナというのは過去無く最軽量であり、エネルギーを溜めておけば対象範囲を広げられます。
    その代わり、普通に使う時の対象範囲が「2マナ以下」と狭いのが欠点。《湿地帯のグロフ》《コーの空漁師》など、2マナ以下でも強力な釣り先を用意して構築したいところです。
    これに寄せたデッキを何か組めないかと軽く考えたのですが、エネルギー系の他カードがあまり強くない点や、白にファッティや墓地肥やしが少なく多くを他に頼る必要がある点など色々と課題が多く、今のプールではまだ難しそう…というのが所感です。

     

    ●《下顎のカイト》

    装備コストの重さが目を引いてしまいますが、生体武器としての運用に割り切って使えば、地味に優秀なスペックです。
    1/1/1飛行としてクロック参加しつつ、除去されたら《コーの空漁師》《きらめく鷹》で再利用できます。
    また、《スレイベンの検査官》などと同様に1マナでアーティファクトカウントやパーマネントカウントを増やせるので、親和・金属術・昇殿との噛み合い良好です。

     

    ●《卑しき者の排斥》

    破壊不能クリーチャーにも効く、白の2マナ除去。
    基本的には《未達への旅》の方が広範囲で優秀ですが、《古術師》等での使い回しができる点、《黎明運びのクレリック》などで対処されない点など、これにしか無い強みもありそうです。

     

    ●《ひどい出来》

    2マナなら十分、1マナなら宇宙、という感じの除去呪文。
    《渦まく知識》や《ロリアンの発見》がわかりやすいですが、どうせソーサリーなので《定業》などで1ドローするだけでもドローステップのドローと合わせて2マナです。意外と悪くない気がします。

     

    ●《血清の幻視家》

    《海門の神官》と競合することになりそうな1枚。
    サイズも効果も、デッキ構成や環境によってどちらが優秀か変わって来そうです。

     

    ●《悪臭のガルガンチュア》

    重すぎて正直怪しいものの、ロマンはピカイチです。
    《進化の証人》と同じく《滑り頭》との相性が良いのと、今回追加の《枯死と開花》と合わせて使ってみるのも面白いかもしれません。

     

    ●《牙持つ炎》

    欠色のため、《青霊破》《水流破》だけでなく《虹色の断片》《ギルドパクトの守護者》《真紅の見習い僧》《フリーウィンド・ファルコン》のプロテクションを無視できます。
    追放部分も、《聖なる猫》《無法者の医者》などをアド損なく処理できることに加えて、《命取りの論争》などで逃げられなければ親和のクリーチャーを追放でき《血の泉》予防になるので、悪くありません。
    元々の欠色火力である《幽霊火》よりコスパ良好ですが、ソーサリーになった点、本体に飛ばない点が共に痛く、上位互換というよりは新たな選択肢という形になりそうです。

     

    ●《虚空襲い》

    《牙持つ炎》と同じく、欠色が強力なクリーチャー。基本はキッカーでの運用になりそうです。
    コストが重い分、《青霊破》《水流破》で打ち消されないのが更に嬉しくなります。
    構築としては、5マナに届くなら6マナにも届かせて《乗り込み部隊》を採用したくなりますが、そことはキッカー要素が合わないのが難しい点です。

     

    ●《巨大な戦慄面》

    単純に書いてあることが強いカード。《苛立つアルティサウルス》からめくれれば最高です。
    「装備対象となるクリーチャー数をある程度確保するランプデッキ」自体が、環境の中でどこまで許容されるか次第になりそうです。
    許容されるならかなり強そう。組んでみようかな~と曖昧に考えています。

     

    ●《恐ろしい襲撃》

    3点ゲインはさておき、単純に「1マナの一方的格闘」自体が強力そうです。
    パワー2が多いデッキなら《凶暴な一振り》の+2/+2のメリットが勝る場面は多いですが、そうでないデッキなら《強行突破》の枠でこのカードの採用を考えてみてもよさそうですね。

     

    ●《気分屋のウーズワグ》

    《薄暮殻の這うもの》系のカード。
    今回強化された+1/+1カウンター系のデッキを組むなら、少数枚の採用は考えてもよいかもしれません。
    ただし、それ系デッキで優秀な《戦旗皮のクルショク》の素唱えとマナ域が被るのが壁になりそうでもあります。

     

    ●《噛み付く虚空袋》

    《眷者の装飾品》を想起させる能力を持ち、ポテンシャルは上々と言えそう。
    これのキャストに色マナが必要で、マナ加速が無色2マナになっているので、《眷者の装飾品》がこなしていたトロンデッキの色補助は難しく、土地で色を確保してこれでマナ量を増やすような別軸のマナベースを考える必要がありそうです。
    クリーチャーである点は、除去が効きやすい側面もありますが、1/3なのでアグロ相手にブロッカー運用できるメリットとも取れます。

     

    ●《のたうつ蛹》

    出したトークンを生け贄に捧げれば、差し引きで2マナ4/5到達という異常なスペック。唱えた時点では4マナなので、《青霊破》《水流破》で打ち消されないのも嬉しいところです。
    このあたりのマナ域は続唱との組み合わせを考えてしまいますが、続唱でめくれて嬉しいか…?というと、既に6~7マナ出る状況で無色マナの価値は怪しく、《サルーリの群友》などドロー系の方が嬉しいかもしれません。
    《巣の侵略者》などエルドラージトークンを出すカードと組み合わせるか、もしくは単に4マナを到達点とするアグロ~ミッドレンジ帯での採用など、別軸で考えた方が綺麗かもしれません。

     

    ●《広がる軟泥》

    サイズ的なスペックは悪くありません。
    少し重めの「デカいだけ」生物を積むデッキは、《トレイリアの恐怖》や《マイアの処罰者》などのデッキがライバルとして強力過ぎるので、+1/+1カウンターを渡す相手を工夫する(《宝石泥棒》のようなキーワード能力持ち、《進化の証人》のようなカウンターシナジーなど)方向で考えたいところです。

     

    ●《忠実な番犬》

    ブロッカーにしてもアタッカーにしても、単純なサイズが2マナにしてはかなり優秀です。
    今は緑白を含むアグロデッキ自体が環境上怪しめなところはありますが、その立ち位置を少しだけ持ち上げる存在にはなれそうです。
    単なる3/3でないところも、《民兵のラッパ手》で持ってきやすかったり、《渇き根》のような+1/+1カウンターシナジーを活用できたり、基本的にはメリットとして働きそうです。

     

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