・土地
15:《森/Forest》
2:《カルニの庭/Khalni Garden》
・クリーチャー
4:《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf》
4:《荒廃のマンバ/Blight Mamba》
4:《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
・呪文
4:《変異原性の成長/Mutagenic Growth》
3:《巨大化/Giant Growth》
3:《地うねり/Groundswell》
3:《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile》
4:《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》
4:《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
3:《茨の盾/Briar Shield》
4:《怨恨/Rancor》
3:《力の印章/Seal of Strength》
・サイドボード
3:《腐敗狼/Rot Wolf》
2:《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》
4:《自然の要求/Nature’s Claim》
2:《はらわた撃ち/Gut Shot》
3:《蜘蛛の陰影/Spider Umbra》
1:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
軽い感染持ち生物を置き、強化呪文でサポートして毒カウンター10個での勝利を目指します。
アグロデッキの一種ではありますが、最速2ターンキルという速度と、クリーチャーを1体対処されただけで負けに直結しうる不安定さを持ち、コンボデッキに近い性質があります。
感染持ちであることと多数のサポート呪文により、そこらのブロッカーや火力除去は簡単に乗り越えて殴り切るパワフルなデッキです。
速度が速いため、動き出しが遅いデッキや半端なキープをした相手に何もさせず倒すことができます。また、相手の除去やブロッカーに後出しで対応する手段が豊富な柔軟性もあります。ライフゲインを無視できるため、一部のアグロ対策が刺さらないのも良いですね。
オールインデッキらしく不安定であること、数少ないクリーチャーを除去されると完全にやることがなくなってしまうこと、サポート呪文があるとはいえ呪禁オーラほどの除去耐性は無いことが欠点です。
・《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf》
このデッキの2ターンキルを成立させる、最速の感染クリーチャーです。
初手のクリーチャーがこれかどうかで、キルターンが変わってきます。
とはいえ2マナ域のクリーチャーほど無理矢理な突破力は無いため、相手次第で心強さが大きく変わってくるカードです。
・《変異原性の成長/Mutagenic Growth》
0マナで毒カウンターを2つ増量するカードでありつつ、0マナで火力やマイナス修正による除去からクリーチャーを守るためのカードでもあります。
勿論普通に強いカードでありつつ、「これがあるかもしれない」と相手が常に意識せざるを得ず、無理矢理なブロッカー展開などを誘うことができるのも強みです。
・《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
相手の除去への回避手段やパンプアップ手段として無難に強いカードでありつつ、相手側のクリーチャー強化を妨害する手段としても使える丸さが魅力的です。
ただし、このデッキはオールイン型の押し付け極まりないデッキなので、使い方は主に前者にはなります。
・《茨の盾/Briar Shield》
地味ではあれど恒常的な強化能力も持ちつつ、マナコストを先払いできる《巨大化》として一気に強化して殴り抜ける動きに寄与します。
ただ、当然オーラなので除去には弱いのが欠点です。
・《怨恨/Rancor》
このデッキには珍しい、継戦力のある強化手段です。
パワー修正ももちろん強いですが、それ以上にトランプルを付与する点が強力で、そこらのブロッカーを乗り越えて削り切ることができます。
・《ラノワールの占い師/Llanowar Augur》
《茨の盾》と同様に、先払いできる《巨大化》として運用できつつ、ついでに《チェイナーの布告》などにちょっとした耐性を持たせられます。ただ、能力の起動タイミングが限定的なため、相手からすると比較的対応しやすいのが欠点です。
・《腐敗狼/Rot Wolf》
今回のリストではサイドボードに採用していますが、メインボードから採用するリストもあります。強化呪文を絡めてブロッカーをプチプチ踏み潰しながら、カードを引き込み攻め続けることができます。
・《荒廃の工作員/Blighted Agent》
色をタッチすることによる低速化という大きな欠点を孕みますが、感染+アンブロッカブルのカードパワーと爽快感は随一です。
青をタッチすることで、《ひずみの一撃》《不安定性突然変異》《払拭》など新たな選択肢が採用圏内に入ります。
・《水蓮の花びら/Lotus Petal》
2ターンキルの確率を向上させるカードです。
初手に使って2マナクリーチャーを展開することもできますが、相手が「まだマナが足りていないから死なない」と思っているところにこれを絡めて一気に決める使い方もあります。
・《強行突破/Ram Through》
ブロッカーをどかしながら殴るためのカードです。
最も強い動きをするためには《怨恨》が大前提となってしまいますが、最悪でも無理矢理ブロッカーを排除するためのカードとして使用できます。また、《怨恨》さえあれば、コンバットを介さず対戦相手にダメージを通せるのも魅力的です。
・《蜘蛛の陰影/Spider Umbra》
継戦力に特化した強化手段です。
除去耐性を持たせられることに加え、感染クリーチャー自体のコンバット能力の高さも相まって、地上のぶつかり合いには強くなりますが、速度が出ないのが欠点です。
一度いいタイミングで捌かれてしまうとリカバリーが難しく、それを避けるためのチキンレースが難しいデッキです。
そのため、オールインの極みのようなデッキでありながらも、決めに行くタイミングや除去へのケアなど、細かいプレイングや環境理解が如実に表れるデッキとも言えます。
そのような難しさもありつつ、理不尽な勝利で派手に盛り上がりやすいデッキでもあるので、普段のマジックとは少し違うゲームを楽しみたい方に是非オススメします!