【PAUPER SUMMIT CUP】カバレージ

  • 2020.10.29
    レポート
    OONS

    ◼︎はじめに

    OONSです。大会当日、放送席にいたり点数いじったりウロウロしてた人です。ウーロ。

     

    まずは、
    ご参加いただいた皆様。
    生放送をご視聴いただいた皆様。
    大会や放送の情報をご拡散いただいた皆様。
    お名前伏せますが、何から何までご協力いただいたジャッジ様。
    本当にありがとうございます。

     

    皆様のおかげで、気持ち良く大会運営をやりきることができ、また晴れやかな気持ちでこの記事を書き進められています。

    次回が開催できましたら、今回来ていただいた皆様には是非またお集まりいただきつつ、新しい方もたくさん招きながらまた楽しくやれたらな〜と思っています。こんな風に次回の開催をポジティブに妄想できるのも皆様のおかげですね。

     

    この記事では、今大会の大まかなレポートを書いていこうと思います。
    なお、次回に向けた反省点なのですが…生放送にオールインした結果、当日の会場や対戦卓の写真を全然撮っておらず、写真なしのカバレージになります。耐えろ。

     

    ◼︎大会開始前

    今大会の特徴として、対戦動画の撮影と、大会らしく生配信をしたいという部分がありました。
    そのため、現場に居合わせた方にしか見えていない部分ですが、撮影機材の配置やケーブル配線をガチャガチャと行っていました。(踏まないよう気を付けていただき、ありがとうございました。配線関連のトラブルで大会開始を少し遅らせてしまったのに関しては、ごめんなさい!)
    貸会議室に机と椅子をなんかいい感じにセッティングしたあたりで、参加者の皆様が続々と到着します。
    ちなみにこのご時世ですので、元々30人程度の規模の会議室を取っており、1席間隔でスペースが空くように椅子を事前に追放しておきました。

     

    Pauper大会慣れしている方、初参加の方、混じり合って和気あいあいと雑談なりフリプなりしながら過ごされていたように思います。大会前…というよりは、オフ会の雰囲気に近い感じですね。

    そんなこんなで、全ての準備が完了したところで。
    PauperMTG初の生放送、PauperMTG初の大会、その幕が切って落とされました。

     

    ◼︎大会中

    全体的に、雑談や冗談を交えながら和やかな雰囲気でプレイされていました。
    もちろん対戦ゲームですし、全員しっかり真面目に勝利を目指しますが、紙マジックの醍醐味としてそういったコミュニケーションの部分も楽しむ方が多かった印象です。
    なんなら試合後も、そのままフリプに転じている卓も多く見られました。

     

    ◼︎デッキ分布

    当日のデッキ分布は以下の通りです。(順不同)

     

    ・ティムール親和(淡雪さん)
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    ・ペスト(なおきちさん)
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    ・ボロスラリー(サウジ@趣味垢さん)
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    ・バーン(すずくまさん)
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    ・バーン(うどん@106話さん)
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    ・ウィーゼロックス(かえでさん)
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    ・ジャンド拷問生活(たなべいちろうさん)
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    ・ナヤzoo(松音メグさん)
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    ・ジャンドアグロ(ufoさん)
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    ・赤黒サクリファイス(るじき@復帰勢さん)
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    ・グリクシスデルバー(CEFさん)
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    ・青黒ランデス(ゆーきさん)
    Twitter

     

    紙Pauperらしく、トロンのいない世界ですね。
    個人的には1人くらいいるのかな〜と読んでいましたが、そんなことはなかったです。

    ※補足すると、紙の大会はMagicOnlineと違い、時間切れが「引き分け」に繋がります。そのため、マウントは取れても勝利するまで時間がかかるトロンはプレイングの正確さだけでなく速度も求められてしまうのが難しく、忌避されがちだったりします。

     

    逆に紙であることを加味しても珍しいなと思ったのが、青系のクロックパーミッション、いわゆるフェアリー系デッキがいなかったこと。そのため、攻める側も守る側もフルタップの押しつけ合戦な構図が多く見られました。

     

    ただ、コンボ・アグロ・ミッドレンジ・コントロールという広義のアーキタイプで見るとしっかり各種揃っており、「○○一辺倒」や「○○が圧倒的に勝ちやすい」というような単純な構図ではなく、何が正解かわからない混沌としたメタゲームが広がっていました。

     

    ◼︎フィーチャーテーブル対戦動画

    ・フル

    ※48:50-のエキシビションマッチ(友人同士のフリープレイなので動き激しめ)を見られるのはここだけ!

     

     

    ・抜粋 – 1試合目
    青黒ランデス vs ナヤzoo

    ランデス対アグロ、伝統的なランデス涙目の構図ではあります。
     

    ただし、青黒ランデスは黒の力により軽量除去と《グルマグのアンコウ》を搭載しアグロ耐性を向上、またナヤzooも土地を割られると色が厳しくなるうえに《野生のナカティル》が大人しくなってしまう部分があるため、通常のランデスアグロ対戦以上にどちらが勝つかわからないマッチアップです。

     

     

    ・抜粋 – 2試合目
    赤黒サクリファイス vs グリクシスデルバー

    コントロールvsアグロ。
    赤黒サクリファイスはそこまで速度が出やすいデッキではないため、コントロールからすると対処が追いつきやすいようにも見えます。

     

    が、サクリファイスデッキの本領は「死んでもいい」「なんなら死んだ方がいい」軽量クリーチャー陣。コントロールの除去を”腐らせる”とは言えずとも自分が得をする交換に持ち込みやすく、軽量なため打ち消されてもテンポを取られず、総じてコントロールを追い込むことに長けたアグロデッキと言えます。
    アグロが除去と打ち消しの波を越えて走り切るのか。コントロールが全ての攻め手を捌き切るのか。わかりやすい構図なだけに見応えのある試合になったのではないかと思います。

     

     

    ・抜粋 – 3試合目
    ナヤzoo vs ペスト

    1試合目のzooが再度登場。ペストとの対戦です。

     

    2試合目と同様にアグロvsコントロールの構図ですが、zooは純なアグロデッキ。軽く大きめのクリーチャー陣に加えて、多色クリーチャーによる《ギルドパクトの守護者》のプロテクション回避などを絡め、除去と回復のプロフェッショナルたる白黒ペストに対してもしっかり押し切ることができるのでしょうか。

    ※なお途中、ライフ計算のガバが入りますが、少し経つと修正されますのでご安心ください。

     

     

    ・抜粋 – 4試合目(決勝戦)
    親和 vs ペスト

    3試合目のペストが再登場。親和との決勝戦です。

     

    親和は事故のリスクとサイドメタの刺さり方のエグさこそあれど、Pauper界トップクラスのテンポによる押し付けアグロ展開が持ち味。その挙句、物読みでアドバンテージを稼ぎ、金属ガエルで布告除去からテンポを奪い、マイアの処罰者でギルパクブロックを突き抜け、エイトグシュートでインスタントタイミングの特大火力を投げ付けます。

     

    対するペストは、除去盛り盛りでテンポ良く盤面を捌きやすいタイプではなく、アドバンテージに寄せて長期戦に強くしたタイプの構成。しかし「親和はメイン相性不利と想定していた」とのことで、サイドボードから大量の対策カードが突き付けられることが予想されます。

     

    テンポ有利な親和が駆け抜けるのか、親和を仮想敵としっかり見据えたペストが耐え切るのか。
    ぜひ、結果は動画にてご確認ください。

     

     

    ◼︎結果発表

    そんなこんなで、優勝は淡雪さんに決まりました。

     

    ・PauperSummitCup優勝の盾
    ・ジェイスのスペルブック(ジャッジ様ご提供品。ありがとうございます。)
    を贈呈させていただきました。

     

    ちなみに余談ですが、彼は自分が個人的に招集した個人的な友人で、自分をマジック沼に引きずり込んだ人間だったりします。お前もPauper沼に沈め!

     

    現地でも賞品を淡雪さんに開けてもらうまで隠していたのですが、いざ開けた際にけっこう皆様「ウワァー!」と盛り上がっていて、用意した甲斐があったなぁと素直に思ったのを覚えています。

     

    ◼︎結果発表後

    会場の時間に余裕がありましたので、適当にフリープレイの時間をとったのち解散という形を取りました。

    最近紙Pauperを楽しめる機会がコロナで減ってしまったこともあり、機会に飢えた多くの方が残って遊んでいました。居心地の悪くない空間を皆と一緒に作れたのかなと、これも内心嬉しかったところです。

     

    ◼︎おわりに

     

    私OONSですが、実は当日に昼飯のタイミングを逃してしまい、ちょっとクラクラしていたので皆様にちゃんと挨拶しきれなかったところがあります。

    そんな状態だったので、もしかしたら空返事みたいになってしまっていたかもしれませんが、帰り際に開催への感謝や次回への期待などかけていただいた言葉はしっかり耳に届いています。温かい界隈だな、と本当に思います。

     


     

    さいとーコメント:

    開催まで不安でしかない日々を過ごしてましたが、当日たくさんのプレイヤー様にお集まり開催&終了まで無事に走り切れて本当に良かったです、映像出ない時はめっちゃ胃が痛かった。

    みんなで作り上げた大会を記憶(記録)として残せたことはとても貴重な体験でした。今思い返すと、この年齢になってあのようなイベント開けるとは思ってもいなかったのでココまで気持ちを動かすMTGってすごい(ちょっと文化祭みたいで楽しかった)

    動画内でも言ってますが「大会」ではあるが「親睦やパウパーの輪を広める」意味も込めた大会だったので、新たに参加される方も来やすい雰囲気を大切にできたらなと思います。

    第二回、三回と続けれるよう活動していきます。
    今後ともよろしくお願いいたします!

     


     

    加糖コメント:
    今回、沢山の方にご参加いただいて本当に嬉しかったです。
    皆様が楽しそうに対戦しているのを見て、さいとーさん、OONSさんとこの活動を始めてよかったなと思いました。
    今後も動画やコラム等でパウパーを盛り上げるべく活動していく所存です。温かい目で見守ってくださると幸いです。

     


     

    何か気になった点や、こういうイベントなら参加したいなど、何かあれば公式Twitterアカウントや当HPのCONTACTよりお気軽にご連絡ください!

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