OONSです。
この記事では、今大会の大まかなレポートと、ちょっとした裏側の話などを書いていこうと思います。
AM9:40、25kgの荷物（主に配信機材）とともにホームを出発します。
あってよかった、キャリーバッグ。
元気な若者なので、普段は駅でも目についた矢印だけを見て移動しますが、今回に限っては「エレベーターはどこだ！？」と血眼で地図を見つつ移動しました。
そんなこんなで現地に到着。
渋谷パルコ横のホテル会議室ということもあり、建物がやたらと綺麗です。
※写真は下見時のものです。
設営開始です。
技術者のさいとーさんは機材周りを、肉体派の加糖さん＆大西は机椅子など会場全体の整備を担当します。
なお、今回は事前の下見段階で入念に色々計測してレイアウト図を作成していましたし、前回開催時のノウハウもあったので、割と一瞬で会場整備は完了し、昼ご飯をつまむ余裕もありました。準備って大事ですね。
工事完了です。
受付は加藤さん＆大西で行いました。
差し入れやお花など持ってきてくださる方もいて、めちゃめちゃ嬉しかったです。
遅刻者も0人で、しっかりした方々だな～と思うとともに、きっとずっと楽しみにしてくれていたんだなと感慨深くもありました。
ちなみに、前回優勝者が財布を忘れて参加資格を《剥奪》されかける面白ハプニングもありました。神と混同するんじゃあないよ。
そして開始時間。
開催に向けたご挨拶と、ルールや注意事項などの案内ののち、第一回戦の幕が切って落とされました。
前回同様、終始和やかな雰囲気で大会は進みました。
皆しっかり勝利を目指してはいますが、競技的な大会というよりは、「皆でMTGを楽しむ場」として参加してくれたように思います。
動画は以下からどうぞ！
・第一試合 赤黒拷問生活 vs 動物園
・第ニ試合 ペスト vs 赤単ブリッツ
・第三試合 青黒イニシアチブ vs 黒単
・第四試合 青黒イニシアチブ vs 親和
・第五試合 青黒イニシアチブ vs 赤単ブリッツ
・フル
楽しい時間は、どうしても速く過ぎるもの。
全ての試合が終わり、結果発表の時間です。
結果としては、全勝者はゼロ。4-1-0ラインで6名が並びます。
そんな中、優勝を収めたのは…
前回優勝者、淡雪さんでした。
二連覇、おめでとうございます！
ちなみに詳細としては、
・オポでは淡雪さんとタコさんが同率1位（0.68）
・ゲーム勝率で淡雪さんが上回った
という理由での順位決定です。
前回から少しリッチ感を増したデザインの表彰楯を贈呈させていただきました。
なお、本コラム後半に、後日伺った優勝者インタビューも掲載していますので、興味のある方は是非！
さて本大会、賞品は参加賞と表彰楯だけではありません。
当日発表のシークレット賞、さいとー賞・OONS賞・加糖賞の授与です。
…といっても、本当にただの感謝の気持ちとノリで用意したものなので、各々が思い思いに渡したい人に渡すというゆるふわイベントでした。
遠方からいらしたYabooさんには、さいとー賞としてプレーンシフトの構築済みデッキ（版図）を。
同じく遠方のみんごすさんには、OONS賞としてGraveborn（プレミアムデッキ）のFoil《沼》18枚セット。
加糖賞の《Remove Enchantment》4枚セットは、じゃんけん大会を行い、きのじょさんに贈呈されました。
そして、当日全てのスケジュールが終わり。
少し会場の時間が残ったのでフリープレイ用に解放しつつ、片付け作業に入ります。
…と思いきや。
やったーーー！
ウオオオやったーーーーーーーーー！
参加者のかえでさんが、自分達3人が気付かないうちに参加者の方々からメッセージを集め、色紙をプレゼントしてくれました。
本当に全く想定してなくて、震えましたね。報われました。
さて、帰路。
なんだか行きより荷物が重く感じつつ、ホームへ帰還します。
打ち上げ…という言葉も出たものの、時間も時間。体力も体力。全員アラサー。
2000人記念＆2周年記念と合わせて、打ち上げは別途やろうと誓いつつ、皆の実家へ。
皆様、本当にありがとうございました！
一覧はこちらから！↓
デッキリスト一覧
最大勢力としては、赤単バーンと黒単が3名ずつ。
どちらも直近パックで強化を得ているデッキです。
バーンにおいては、ブラッドバーンが2名、黒単バーンが1名おり、「バーン系」と括るなら計6名。
また、それを読んでか、ソウルシスターズや、ライフゲイン多めの白黒コンもいました。
逆に、ファミリアやジェスカイ、多色フェアリーなどは全くおらず、青系デッキが少ない環境となりました。
また、サイクリングストームやモグワーツのようなワンショットコンボデッキもゼロ。
逆に、これはカジュアル大会あるあるかなと自分は捉えているのですが、
多色のシナジーアグロ系のデッキが一定数居るのも面白いところです。
いつだって夢がありますからね。
そんな感じで、かなりざっくりした区分で言えば、以下の通りになります。
・バーン／アグロ／ミッドレンジが多め
・クロパ／コントロール／コンボは少なめ
せっかくなので、淡雪さんに後日インタビューもしてみました。
―――優勝おめでとうございます。感想など、あればお聞かせください。
前回優勝者として不甲斐ない結果にはならないように、せめて2勝できればセーフかなくらいの気持ちで臨んだのですがまさか優勝するとは……。
また、特に最終戦では配信されてる中、パウパーの魅力が伝わる見応えのある試合ができたのが嬉しかったですね。
―――今回は「青黒イニシアチブ」での優勝となりました。デッキ選択の理由や、このデッキの魅力など、あればお聞かせください。
最近身内にパウパーを布教していることもあり、デッキはいくつか持っているのですが、その中から「プレイングがシンプル」「強い動きが決まればイージーウィンしやすい」「リストが4積み中心で美しくわかりやすい」という理由で選びました。
パウサミに挑むにあたり、対人戦は5マッチ程度しか回せていなかった自分でもそれなりに勝てたので、「使いやすいデッキ」であることは間違いなさそうです。
また、デッキを悩みながらOONSさんとスパーリングした際、最終戦で「先手1Tイニシアチブ決めたらこれにする」と言ったらマジで決まったのも理由の一つです。ある意味、デッキの方から歩み寄ってくれました。
このデッキの他の魅力としては、本来ピーキーなはずの《暗黒の儀式》が、序盤だけでなく終盤まで強いところがあります。
《暗黒の儀式》を絡めたインチキが好きな人は気に入るデッキだと思います！
―――今回の75枚を揃えるにあたり、参考にしたリストや、そこからの独自調整などはありますか？
晴れる屋さんの大会で7/6に掲載されていたリストが綺麗だったので、メインはそこから拝借しました。
細かい独自要素としては、《ケンクのアーティフィサー》や赤単ブリッツの《変異原性の成長》に強い《ぬかるみの捕縛》、速攻アンブロでイニシアチブの奪い合いに強い《ジンジャーブルート》あたりですね。
実際、どちらもサイドインする機会は当日それなりにありました。
―――他に使う可能性があったデッキや、それらを今回選ばなかった理由など、あればお聞かせください。
親和：
最近のコントロール寄りな型は自分が握るうえで好みでなく、《霞の悪鬼》《ケンクのアーティフィサー》を絡めた速攻型は練る時間が足りませんでした。
モグワーツ：
好きなデッキですが、シンプルにこのデッキの必要練度に自分が届いていない自覚があったため、諦めました。
青単：
ジェスカイ《ケンクのアーティフィサー》にボコられる未来が見えました。
ブラッドバーン：
《僧院の速槍》系デッキに強いのが魅力的でしたが、勝っているリストが細かく色々異なり、「最適な型」を見繕うことが難しかったためです。
―――ちなみに、パウパー以外に遊んでいるフォーマットはありますか？
普段は友人とモダンを主にやっていて、youtube/ニコニコに対戦動画や解説動画を投稿しています。
またパウパーに限らず特殊構築も好きで、OONSさん(手だけ出演)とのアーティストリック対戦動画とかもありますのでぜひ。
参加いただいた皆様も、生放送を盛り上げてくださった皆様も、ご協力ありがとうございました！
皆様のおかげでトラブルもなく楽しい大会になったかなと思いつつ、設営や進行も前回よりスマートに進められて内心ホッとしつつ、「次はこうしたら更に良くなるんじゃないか」と、次回開催に向けた話で盛り上がっています。
次回も皆様に楽しんでいただきつつ、ついでに自分たちも楽しめるよう、今後とも頑張っていきますので宜しくお願いします！
さいとーコメント：
大会にご参加いただいた方、放送で参加された方、ありがとうございました！
色紙や差し入れなどとても嬉しかったです！
今回は２回目の開催という事もあって大きなトラブルも無く、事前準備も時間を取れたのでスムーズに終えることができました。
昨今はパウパーが以前より注目されることもあって関東圏外から参加される方もいらっしゃったり、Youtube上でのコメント数・同時接続も前回以上のものでした。キャンセル枠の募集も含めるとトータル50名近くの方が参加希望でしたので、次回の開催はより多くの方にご参加いただけるような調整をしていきたいと思います！
今大会の雰囲気や裏側の動画もアップ致しましたので是非ご覧ください！
次回もお楽しみに！！！！！
加糖コメント：
ご参加してくださった皆様、放送を観ていただいた皆様、本当にありがとうございました。
カードゲームは子どもの頃から20年以上やり続けていますが、前回や今回のような大会運営、解説といった形で関わるのは初めてで、今までの体験の中で一番と言えるくらいに充実した時間を過ごさせていただき、カードゲームの楽しさ、面白さは底が知れないなと感慨深くなりました。
こんな経験をさせてくれたさいとーさん、OONSさんには感謝しかないです。
これからも、皆様とパウパーを楽しむため、MTGを楽しむため、そして個人的には胸を張ってお二人の横にいられるように尽力して参りたいと思いますので、何卒ご声援のほどよろしくお願いいたします。
© Copyright pauperMTG.com