こんばんは。
パウサミでうろうろしてた人です。OONSです。
というわけで駆け抜けました、PauperSummitCup3!
「前回の32よりは増えそうだし、64人規模が目安かな」
「倍くらいの規模の会場にしたら一席ずつ空けられるんじゃない?ここにしよ(収容人数117人)」
「もし溢れたら、極論100人までは受け止められるね」
・・・実は今回、準備の時点では、自分達はこんなスタンスでした。
そして募集当日。
「わァ…ぁ…(驚異的な速度で埋まるスプレッドシート)」
「溢れちゃった!!!」
あれよあれよという間に、100人規模での開催となりました。冷静に考えて凄いことですね。
そんな、本人達も想定しきれなかった大規模イベントであるPauperSummitCup3に関して、色々なことを書いていこうと思います。
新弾発表などもあり少し遅れてしまったので、カバレージというより回顧録に近いかもしれません。
今回の開催にあたり、こんな準備をしたよという話。
大会を主催してみたいという方へのノウハウ共有の側面が強いので、箇条書きで簡単にまとめます。
●必須タスク
・規模感の決定
・会場の選定
・日程の決定
・タイムテーブルの決定
・会場への団体登録、予約手続き、下見
・参加費/参加賞/上位賞品の決定
・業者決定、発注
・ジャッジ依頼
・ペーパーアイテム作成(テーブル番号、対戦結果記入用紙)
・マッチング管理方法の決定
●参加予約関連
・参加者管理用スプレッドシートの作成
・受付のDM管理
●Webサイト関連
・大会Webページ作成
・デッキリスト登録ツールの作成
・デッキリスト登録
●配信関連
・配信機材の準備/テスト
・配信ソフトの設定/テスト
●サイドイベント
・ハウスルールの決定
・ペーパーアイテム作成(テーブル番号、卓決め用カード)
いざ池袋。
空港?
こういう案内が出る会場は初めて
参加者の一部(個人的な友人)に手伝ってもらったので、机などの力仕事な設営はサクッと終わりました。
ちなみに、力仕事で暑くなったせいで「後でまた上げよう」と冷房をいったん最低温度に設定して、そのまま忘れたのは秘密です。許せ。思った以上に低い設定できて面白くなっちゃったんだもん。
そしてパウサミ特有の大変な部分である配線まわりをいじいじ捏ねているうちに、束男さんによる受付が開始。人間がほぼ途切れず100人くらい入って来て、すごいね~って話してました。すごいね。
対戦開始。
リマッチやらマイクトラブルやらあり、少し遅れての開始となりました。
(怒涛すぎてあんまり記憶が無いので)このあたりからは文章より写真の方が雰囲気伝わる気がするので、写真メインでお送りします。
なお、ここからの写真はすべて参加者のちゃーりーさん(Twitter)にご提供いただいたものになります。ありがとうございます!
大規模大会!圧がすごい!
正式なジャッジの服装で参加いただいたG3さん。紙での結果集計&マッチングを完璧に回し切ってくれました。
イニシアチブの力で親和のサイズがおかしなことに
紙大会だからこそ見られる、ステッカー生物がグイグイ攻める光景
結果記入用紙はパウマスの箱に入れといてください
激アツの決勝戦、Youtubeのアーカイブから見られます!
こういう光景も、紙の大規模大会って感じですごく良いですね
優勝はTSUBASAさん!おめでとうございます!
優勝賞品は、盾と特別なプレイマット!
サイドイベントのPauperEDHと、有志によるPauperキューブ、普通のドラフトなどが開催されていました
PauperEDHの風景。今回は伝説でない統率者もアリにしています。
PauperEDHだと面白い動きを見せる《Soldevi Sentry》君
最高の笑顔。開催した甲斐があります。この写真大好き。
お疲れ様でした!
100人がいなくなるとやけに広く見える
今回、パウサミ2以前と比べてこういうところ良かったんじゃない!?という部分。
・SEやりました。”ぽさ”が出ますよね。以前から要望があった部分ですし、体感的にも割と皆様お腹いっぱいにできたんじゃないでしょうか?また、大会が2段階になったことで、次に書くサイドイベントを開催しやすくなったというのも、良かったところです。
・サイドイベントやりました。PauperEDH。これが想像の5倍くらい盛況で、なんと参加者21名。カジュアルイベントなこともあり、なんならメインイベントの時より盛り上がっていたように思います。
・ジャッジとしてG3さんに参加いただき、運営をほぼ任せきることができました。「ジャッジなら誰でもできる」仕事ではなく、G3さん個人のパワーに頼ってしまった形ではありますが、結果として規模の割にはスムーズに進められたのではないかと思います。
・アクセス良かったでしょ今回。アニメイトの隣、誰でも辿り着けますからね。
つまり課題点です。どんなこともポジティブな言葉で表現できる人ぶってみました。
・過去の開催時と比べて、今回は少し参加者の方々との距離が遠くなってしまった部分があるかも?と思います。
いるかはわからないのですが、もし「動画で見てるあいつらのツラを拝んでやるか!」というモチベで来てくれていた方がいたら、あまりそういう時間は設けられなかったな~と。
予選前/予選後/SE後のどこかで挨拶の時間を取ったり、フリースペース的な空間作って積極的に出向いたり、そういうことを考えても良いのかもしれないですね。
ただ、時間として枠を取ってしまうと大会そのものに回せる時間が減ってしまうし、配信卓や運営から離れれば離れるほどそれらの質が下がってしまいうるし、色んなものとのトレードオフな関係にあるので、なかなか難しい話だったり。
・MTGコンパニオン、使いたいですよね。あまり自分たちの一存でどうにかできるとこではないのですが、可能な限り動いてみています。
・その他、会場の設備や配信機材のトラブル、リマッチなど、細かいトラブルはありました。言うてもまだ試行錯誤の3回目なので、このあたりは積み重ねて精度上げていくしかないですね。
なお、こうやって課題を並べていると不満が残っているように見えるかもしれませんが、感情としては真逆に近いです。
100人近い方々に来ていただいて、帰り際に「楽しかった!」「また来ます!」と声をかけてもらって、「がんばった」より「与えてもらった」意識の方が強いんですよね。もう「恩を受けた側」の意識なので、もっと良くして楽しんでもらいたい。
今回は以上となります。皆様ご参加ありがとうございました!
次回の開催がいつになるのか自分たちにもわかりませんが、どんどん良くしていけるよう頑張っていきます!
MTGWiki曰くイベントカバレージって「大会イベントを取材した記事」らしいですね。
主催者本人が書くもんじゃないと。
うるせえ!