Pauperのサイドボードとして採用されうるカードを、メジャーマイナー問わず紹介していく記事になります。
※メジャーかどうかはメタゲームに左右されやすいため。
今回は手札破壊。
黒のお家芸です。
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採用する場合、大まかに以下が仮想敵になります。
①そのデッキで困るカード
⇒デッキ次第
②一部コンボのコンボパーツ
⇒モグワーツ、サイクリングストームなど
何にでも事前に対応できて万能に見えますが、お互いの手札が枯れる消耗戦では強くなかったり、そもそも「盤面に何もしていない」というテンポ的な弱みもあるので、そのあたりの緩やかなリスクもよく考えたうえで採用しましょう。
《強迫/Duress》
打ち消し対策、除去対策、バーン対策、コンボ対策など、さまざまな採用が考えられます。
《抜去/Divest》
主にアーティファクトデッキ対策として。アーティファクト土地も抜けるので、初手のこれだけでイージーウィンすることもあります。
また、除去での1:1交換をしたくないクリーチャーに対して1:1交換を狙う手段としての採用も考えられます。
ただし、《強迫》以上に「もう抜くものが残ってない」状況になりやすいので、序盤に引けるかどうかがキモになります。
《困窮/Distress》
何でも狙えることから、《強迫》《抜去》と異なり「ほぼハズレ無く情報アドバンテージを得られる」のが強みです。
また、《対抗呪文》《呪文づまりのスプライト》を両方狙えるハンデスでもあります。
《酷評/Castigate》
ほぼ《困窮》ですが、抜いたカードを追放できます。
《古術師》《発掘》など墓地回収手段があるデッキに対して、抜いたパーツの回収を防げるのが強力です。
採用する場合、ピーピングとは異なり、アドバンテージの確保や手札を枯らす消耗戦に持ち込むことが主目的になります。
もしくは、バーンや一部のコンボのような「とにかく手札に触りたいデッキ」相手にも。
《カラスの罪/Raven’s Crime》
ハンデスらしからぬ「消耗戦に強い」カード。
中盤以降から余る土地を使い、相手の手札を枯らす消耗戦に持ち込むことができます。
《精神ねじ切り/Wrench Mind》
手札を吐き切らないデッキや、序盤が重要なデッキに対して、雑にアドバンテージを得るカードとして採用されます。
ただし、3枚以上ある相手に対しては「一番重要なカードを抜けない」のがデメリットです。
例えば《熟考漂い》を残されて、返しで結局2枚引かれてしまうなど。
《リリアナの死霊/Liliana’s Specter》
2/1飛行というサイズを活かせるマッチアップであれば強力です。
《嘆きウェルク/Mournwhelk》
主に《儚い存在》系のデッキで、想起からブリンクと合わせて4枚ディスカードさせるカードとして採用されます。
シングルシンボルなので、トロンのようなデッキであれば素唱えもありえるかもしれません。
《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi》
スーパー上ブレカード。
ボロス統治者や黒単など、CIP生物により忍術をメリットに置換できるデッキを中心に採用されています。
《髑髏の占い師/Augur of Skulls》
シンプルにアドバンデージを得ることができ、《発掘》などで使い回せれば更に強烈です。
2022/09/06 記事作成