Pauperのサイドボードとして採用されうるカードを、メジャーマイナー問わず紹介していく記事になります。
※メジャーかどうかはメタゲームに左右されやすいため。
今回は除去対策。
クリーチャーを守る手段です。
他の記事はこちら ⇒ まとめページ
この記事では、明確に「除去対策」というものを紹介しますが、それ以外にも、色対策(特に黒や赤)、打ち消し、ハンデスなど、介入する手段は色々ありえます。
特に全体除去は重いので、打ち消しが刺さりやすかったりします。
それらについては、別の記事をお待ちください!
《フェイン・デス/Feign Death》
《不死なる悪意/Undying Malice》
《超常的耐久力/Supernatural Stamina》
実質的に除去呪文と1:1交換を取りつつ、クリーチャーにCIP能力があれば再利用することができます。
《異常な忍耐/Unnatural Endurance》
《教授の警告/Professor’s Warning》
逆に、例えば《予想外の牙》のカウンターが乗ったクリーチャーなど、戦場を離れさせたくない場合はこういうのもありです。
《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
無難な除去対策。
キッカーのサイズアップがえげつないことに加え、相手のクリーチャーへの強化呪文の妨害にも使えたりするので、マルチに活躍できます。
《蛇皮のヴェール/Snakeskin Veil》
1マナで自分のクリーチャーに唱えることを想定するなら、こちらの方がコスパ良好です。
《タミヨウの保管/Tamiyo’s Safekeeping》
クリーチャー以外も守れるため土地破壊の対策にもなったり、ライフ回復や破壊不能の付与も何かと役立ちます。盛り盛りです。
《儚い存在/Ephemerate》
噛み合うデッキならそもそもメインに置いてもいいカードです。
《フェイン・デス》系統と同様の使い方ができつつ追加のアドバンテージを得られ、かつ能動的なアドバンテージ取得もできるのがグッド。
《心優しきボディガード/Benevolent Bodyguard》
対象クリーチャーを一度だけ守れます。
これ自身がクリーチャーなので、布告避けにもなるのが良い感じです。
《潜水/Dive Down》
呪禁でクリーチャーを守りつつ、コンバットトリックや全体除去からの離脱などにも使えます。
《下支え/Shore Up》
こっちはパワーも上がる方。
アンタップすることを含め、全体除去耐性を考えなければこちらの方に軍配が上がることが多そうです。
《サイバの暗号術師/Saiba Cryptomancer》
クリーチャー版。
瞬速を活かして布告対策にもなります。
また、これ自身が呪禁を持つ点や、+1/+1修正が継続する点なども地味に強力。
《取り繕い/Turn Aside》
クリーチャーに限らず、色々守れます。テンポアドが魅力。
《安全維持/Keep Safe》
クリーチャーに限らず、色々守れます。カードアドが魅力。
《妨げる光/Hindering Light》
《安全維持》と似ていますが、こちらは布告除去やハンデス、本体火力などにも使えます。
《粗暴な力/Brute Force》
火力やマイナス修正限定の除去対策。コンバットトリックにもなります。
《Goblin Chirurgeon》
《心優しきボディガード》の対応範囲を狭くしたような(厳密には下位互換ではありませんが)カード。
赤いデッキで、クリーチャーであることに価値を見出せる場合はアリです。
《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》
実質的には無色、というか白以外のためにあるような除去対策。
プロテクションなので全体ダメージなどからも守れますが、基本的には単体除去を対象不適正にするためにサイドインします。
《皮の鎧/Leather Armor》
ちゃんとした解決にはなりませんが、除去コンのテンポをいちいち阻害できます。
また、例えば《ぬめるボーグル》が《電謀》圏外に逃れるなど、タフネス上昇も地味ながら有用です。
《若き狼/Young Wolf》
《安寧砦の精鋭/Safehold Elite》
不死や頑強、つまり「1枚で2体分のクリーチャーが出るカード」は、布告除去を2枚消費させられます。
布告除去に弱いデッキで有用です。
《活力の魔除け/Vitality Charm》
トークン生成で布告除けになりつつ、+1/+1修正で全体火力を回避したり、ビーストへの再生付与で《ぬめるボーグル》を生き残らせたり、呪禁オーラにおいて地味ながら小回りが利きます。
《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》
《暗影の蜘蛛/Penumbra Spider》
これらに関しては、高コストではあるもののしっかり戦えるスペックをしているので、布告除去に限らず除去デッキ対策としても機能します。
《亡霊招き/Beckon Apparition》
実質的な瞬速クリーチャーで、布告に合わせて打つことで実質的な打ち消しになります。
後引きした場合でも墓地の《チェイナーの布告》を追放できたり、噛み合いが良い感じです。
《光糸の場/Lumithread Field》
《胸壁/Parapet》
タフネス上昇の置物。
先置きできるのでマナを構える必要はなくなりますが、相手から見える以上それを前提に動かれてしまう(無駄使いさせたりはできない)欠点はあります。
《神聖/Hallow》
《無視/Pay No Heed》
《虹色の断片/Prismatic Strands》
それぞれ微妙にやれることが違いますが、すべて「全体火力」に限定した対策です。
《スカイシェイパー/Skyshaper》
《クラーク族のシャーマン》のような、地上生物に向けた全体火力への対策になりえます。
《Goblin Caves》
ゴブリン限定ですが、タフネスが2上がり《ブレス攻撃》《アームズ・オブ・ハダル》などを潰せるのが強力です。
《蜘蛛糸の鎧/Spidersilk Armor》
タフネス上昇による全体除去耐性に加えて、到達が付与されることで飛行デッキ対策としても機能します。
《拡大/Magnify》
《活力の覆い/Wrap in Vigor》
前者は《息詰まる噴煙》などに対しても使えたりするのが魅力。
後者は後者で、コンバットトリックとして使えたり、《ブレス攻撃》《渦巻く砂嵐》などのオーバーキルにも対処できるのが良い感じです。
《レイモス教の再興/Ramosian Rally》
0マナで打てる全体修整。
コンバットトリックやフィニッシュ手段にもなるので、メインから採用されるデッキもあります。
《護衛の誓約/Guardians’ Pledge》
《ブレス攻撃》など大きいダメージにも対抗できる修正値が魅力です。
「除去カード対策」というより「除去コントロール対策」にあたる、消耗戦を制するためのカードです。
《墓の刈り取り/Reaping the Graves》
《無残な収穫/Grim Harvest》
《カストーディの従者/Custodi Squire》
実質的なクリーチャー母数を増やすことで、除去の枚数を超えていくアプローチ。
特に《墓の刈り取り》は、打ち消しにも強いため扱いやすいです。
また《カストーディの従者》は、複数いれば従者自身を回収して無限に除去を受け止められます。
《死の国の憤怒犬/Underworld Rage-Hound》
ブリッツなど除去コントロールを苦手とする赤いデッキにおいて、継戦力を増すために採用されます。
《綿密な分析/Deep Analysis》
圧倒的なアドバンテージで、除去からのリカバリーを早めます。
《餌投げ/Fodder Tosser》
クリーチャーが通らなくなっても、ライフ回復のない相手はこれ1枚で勝てたりします。
《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact》
布告が無い相手に対して強い、そもそも除去が効かないクリーチャー。
2022/08/25 記事作成
2022/09/02 《星明かりのマント》《安全の揺り籠》追加
2022/09/15 《下支え》追加
2023/05/02 《サイバの暗号術師》《タミヨウの保管》《活力の魔除け》《死の国の憤怒犬》《綿密な分析》《Goblin Chirurgeon》追加、《星明かりのマント》《安全の揺り籠》削除