Pauper前提で、リリースノートと総合ルールから読み取れた、細かいルールの話を書いていきます。
そもそもステッカーって何?という部分の説明は割愛。
また、Pauperリーガルでないカードの話、Pauper環境では基本発生しない話などはスキップ。
※共に英語のものを読み解いているので、翻訳上の勘違いなどあるかもしれません。もし間違いっぽいのありましたら、PauperMTG宛、もしくはOONS宛に連絡いただけますと幸いです!
・10枚以上のステッカーシートでデッキを作る。各ステッカー最大1枚。
※OONS注:正式には「デッキ」という呼称はしませんが、このコラムでは便宜上そう呼びます。
・ゲーム(≠マッチ)開始時、以下の手続きを行う。
①. ステッカーデッキを全部公開
②. 3枚を無作為に選ぶ
③. そのゲーム中は、その3枚しか使えない。その3枚はゲーム中公開し続ける。
・オブジェクトに一度貼られると、公開領域にある限りは残る。非公開領域に移動する場合は取り除く。
・トークンに貼ったステッカーは、トークンが消滅する際に取り除く。
・ゲーム終了時にも、各ステッカーは取り除く。
・取り除かれたステッカーはステッカーシートに戻る。
・ステッカーを貼る際は、ステッカーシートからのみ貼ることができる。装備品のように、既に何かに貼られているステッカーを移し替えることは、少なくとも「ステッカーを貼る」処理によってはできない。
・自分がオーナーであるオブジェクトにのみ貼ることができる。
・カード名の欄の、名前の前後もしくは単語の区切りに貼ることができる。必ずしもアンダーバーの位置に貼る必要はない。
・実カードの印刷言語を問わず、名前の変更はそのカードの英語名を参照して行う。
・単に「これ」を意味するためのカード名の記載(例:《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》)は、名前ステッカーによってカード名が変わると、同期してこれも変更される。つまり、《Dark Basking Rootwalla》の効果は、《Dark Basking Rootwalla》をパンプアップするという効果になるので、名前の変更後も問題なくパンプアップすることができる。
・逆に、「○○という名前を持つ」のような、カード名を参照することが明記されたカード名の記載(例:《フェアリーの悪党/Faerie Miscreant》)は、名前の変更による不整合が起きる。つまり、《Faerie Miscreant》が戦場に出たときに、他の《Dark Faerie Miscreant》をコントロールしていても、それは《Faerie Miscreant》ではないので、ドローはできない。
・他のステッカーと異なり、基本のパワーとタフネスに追加するのではなく、上書きする。同じクリーチャーに複数貼ることもできるが、最新のものしか適用されない。
※OONS解釈:要するに第7b種の効果ってことになると思います。
・あくまで基本のパワーとタフネスを変更しているだけ。カウンターやカードの効果によるパワーやタフネスの修整は、継続して適用される。
・パワーやタフネスが*で記載された特性定義能力持ちのカードに貼った場合、特性定義能力ごと上書きする。つまり、マトカの暴動者に貼った場合、もう基本土地タイプを数える必要はない。
・クリーチャーでないパーマネントにも貼ることができる。例えば、クリーチャー化していない《アラダラ急行》に貼ると、搭乗した際にステッカーのパワーとタフネスを参照する。ただし、例えば《鉱滓造の橋》にパワータフネスのステッカーを貼ってから、《ケンクのアーティフィサー》でクリーチャー化したとしても、《ケンクのアーティフィサー》側の効果で0/0に上書きされる。
※OONS解釈:第7b種という認識が合っていれば、《ケンクのアーティフィサー》でのクリーチャー化の後にパワータフネスのステッカーを貼れば、0/0を上書きできるということになると思います。
・チケットはカウンターの一種である。エネルギーとか毒とかと同じようなもの。
※ちなみにステッカーはカウンターではない。
《Command Performance》
記載順に処理する。つまり、チケットを得てからステッカーを貼る。
《Finishing Move》
ステッカーを貼るのは、格闘するクリーチャーとは別でよい。
《Wolf in __ Clothing》
まずステッカー能力が誘発するので、それをスタックに乗せる。
その解決後、再帰誘発型能力として後ろの効果を(対象を選択して)スタックに乗せる。
2022/10/31 紙ペンの代用の件を削除