・土地
4:《進化する未開地/Evolving Wilds》
3:《灰のやせ地/Ash Barrens》
9:《冠雪の島/Snow-Covered Island》
2:《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
・クリーチャー
4:《不屈の部族/Tireless Tribe》
4:《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
・呪文
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《思案/Ponder》
3:《定業/Preordain》
4:《シャドーの裂け目/Shadow Rift》
4:《堂々巡り/Circular Logic》
2:《払拭/Dispel》
1:《呪文貫き/Spell Pierce》
1:《目くらましの呪文/Dizzy Spell》
1:《万の眠り/Gigadrowse》
4:《大慌ての棚卸し/Frantic Inventory》
4:《裏返し/Inside Out》
2:《Whiteout》
・サイドボード
4:《道の探求者/Seeker of the Way》
2:《軍旗の旗手/Standard Bearer》
2:《払拭/Dispel》
1:《万の眠り/Gigadrowse》
2:《水流破/Hydroblast》
2:《未達への旅/Journey to Nowhere》
1:《虹色の断片/Prismatic Strands》
1:《残響する真実/Echoing Truth》
《不屈の部族》の大幅なタフネス上昇と《裏返し》の攻守反転の組み合わせを利用したコンボデッキです。トランプルや回避能力はありませんが、《シャドーの裂け目》によって付与していきます。
《噴出》の禁止により手札の枚数を一気に増やすことが難しくなり数を減らすかと思われましたが、《Whiteout》という代替手段の発見により形を変え生き残りました。
また最近では、青白ファミリアやトロンと同じ「CIP+ブリンク」によるアドバンテージ確保を手札の増量手段として採用したデッキが結果を出しています。
最近はむしろこちらの方が多いですね。
最速で2ターンキルできるコンボ速度、大量の1マナドローによる安定感、《堂々巡り》《払拭》という1マナ打ち消しによる妨害耐性が強みです。
軽量除去やライフ回復などが少ないため、アグロデッキに対してはほぼ「先に決めて勝つ」しかないのが厳しいところではあります。
・《不屈の部族/Tireless Tribe》
・《裏返し/Inside Out》
・《シャドーの裂け目/Shadow Rift》
コンボパーツ陣。
実は動画撮影時には忘れて焦っていたのですが、《裏返し》は解決中にカードを引くので、攻守逆転によって下がったタフネスに《稲妻》などを打たれても《不屈の部族》自身の能力で耐えることができます。
ただし、《汚涜》などは耐えても普通にパワーが下がって倒し切れなくなってしまうので注意しましょう。
・《Whiteout》
・《大慌ての棚卸し/Frantic Inventory》
数少ない、手札の増量手段。《ボーラスの占い師》などはアドバンデージを取れますが、手札自体は増えていないため基本的にはここを引き込む必要があります。
《Whiteout》はわかりやすいですが、《大慌ての棚卸し》は単純に唱えるだけでなく1枚目を《不屈の部族》で捨ててから2枚目を打つようなプレイングもできるので、唱えるタイミングに少し頭を使います。
・《堂々巡り/Circular Logic》
このデッキ特有の妨害対策。1マナ打ち消しは強いです。
こういうオープンリーチ系のコンボデッキは、速攻付与手段が無いと置いた返しに除去されてしまうことが多い印象ですが、このデッキは《堂々巡り》を採用しているおかげで先置きのリスクが軽減されています。
最初に紹介した別の型はデッキの中身がごっそり変わってしまうので、ここではこの《Whiteout》型デッキの調整事項を紹介します。
・《道の探求者/Seeker of the Way》
サイドボードに採っているこのカード、環境によってはメインに移す選択肢もあります。
《ボーラスの占い師》と違い手札が減ってしまいますが、これ自身がクロックになれることでコンボ時に必要な手札枚数を減らしたり、そのままこれ自身で勝ちに行ったり、動きの幅を増やすことができます。
雑な2枚コンボのように思っていたのですが、手札枚数が必要な上に失敗時のリカバリーが困難であることにより、実際に使ってみるとかなりカツカツでヒリヒリなスリル溢れるコンボデッキであることがわかりました。
ただしその分、決まった時の爽快感や達成感も思っていた以上に大きく、いわゆる「脳汁が溢れる」感覚を味わうことができるデッキでもありました。