いつの間にやら無限コンボを書く流れになっていたので書きました。
ジョニーの諸兄にはこれで白米をかき込んでいただきつつ、動画でも出しているPauperEDHの構築の足しになればと思っています。
なお、本記事ではあくまで”無限コンボ”を書いていきます。
例えば《拷問生活》《ゴルガリの茶鱗》で”マナがある限り”回復できるとか、《熱錬金術師》《知恵の蛇の目》で”0マナ非生物呪文を引き続ける限り”ダメージ飛ばせるとか、そういうのは割愛します。
また、各カードに関しては、PauperEDHを考慮し、以下の記載方法とします。
・下位互換系のパーツも思いつく限り列挙
・色はカードのマナコストではなく、”固有色”を記載
(青)《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
⇒自身のクリーチャーorアーティファクトor土地を2枚ブリンクする3マナインスタント
(青)《相変位/Displace》
⇒自身のクリーチャーを2枚ブリンクする3マナインスタント
これらのインスタントを、
(青)《古術師/Archaeomancer》
(青)《記憶の壁/Mnemonic Wall》
(青)《秘密の回収者/Salvager of Secrets》
(青/赤)《イゼットの時術師/Izzet Chronarch》
⇒CIPで墓地からインスタントorソーサリーを回収
(青)《公証人/Scrivener》
⇒CIPで墓地からインスタントを回収
これらのカード+1枚を対象に取り、これらのCIPで《幽霊のゆらめき》を拾うことで、マナが出る限り何度でもこれを唱え直すことができます。
(白)《陽景学院の使い魔/Sunscape Familiar》
(黒)《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》
⇒友好色の呪文のマナコストを1軽減
(青)《隠れた入り江のナイアード/Naiad of Hidden Coves》
⇒相手ターン中に唱える呪文のマナコストを1軽減
(青)《裕福な海賊/Prosperous Pirates》
⇒ブリンクに含めることで、CIPで宝物トークンを2つ生成
(青)《島/Island》、アンタップインのマナファクト
⇒ブリンクに含めることでアンタップするため1マナ増える
(緑)《石蒔きの秘儀司祭/Stone-Seeder Hierophant》
⇒タップで土地を1つアンタップ、土地が出るたび自身をアンタップ
⇒《島》をブリンクに含める際、これがあればさらにマナ追加
これらを活用し、《幽霊のゆらめき》に消費するマナコストとブリンクにより増えるマナが等しくなれば無限ブリンク、増えるマナの方が多くなれば無限マナを発生させられます。
この無限ブリンクを勝利に繋げる手段は多々ありますが、例としては以下が挙げられます。
(白)《王神の信者/God-Pharaoh’s Faithful》
⇒青か黒か赤の呪文を唱えると1点回復
(緑)《本質の管理人/Essence Warden》
(白)《魂の従者/Soul’s Attendant》
(白)《魂の管理人/Soul Warden》
⇒クリーチャーが場に出るたび1点回復
(赤)《衝撃の震え/Impact Tremors》
⇒クリーチャーが場に出るたび各対戦相手に1点ダメージ
(赤)《熱錬金術師/Thermo-Alchemist》
⇒タップで各対戦相手に1点ダメージ
インスタントかソーサリーを唱えるたびアンタップ
(白)《深夜の護衛/Midnight Guard》
(無)《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》
(青)《錬金術の研究/Hermetic Study》
(赤)《火の力/Power of Fire》
(緑)《ゴンドの存在/Presence of Gond》
⇒クリーチャーが場に出るたび《深夜の護衛》がアンタップ
⇒装備品やオーラで付与したタップ効果を無限回使用可能
(青)《賢者街の住人/Sage’s Row Denizen》
⇒自陣に青のクリーチャーが場に出るたび対象プレイヤー2枚切削
無限マナの方の勝ち手段は候補が多すぎるので割愛しますが、例えば無限マナから《古術師》系統を2枚ブリンクすれば墓地のインスタントソーサリーを全て唱え放題、《古術師》+《熟考漂い》などを無限ブリンクすればライブラリをすべてドローできます。
また、《断絶》との組み合わせによる無限バウンスのパターンもあります。
《断絶/Snap》
⇒対象クリーチャーをバウンスし、土地2枚をアンタップする2マナインスタント
①《断絶》で何かしらバウンスし土地を2枚起こす
②《幽霊のゆらめき》で《古術師》系統を2枚ブリンク
③《古術師》系統のCIPで《幽霊のゆらめき》《断絶》を戻す
⇒①で起こした土地から出るマナの量が、①②の呪文のマナコストと
等しければ無限バウンス
例えば、《陽景学院の使い魔》が1枚あれば①②のコスト総量は3マナなので、①で《島》《ディミーアの水路》を起こせば3マナ発生、意外と達成のハードルは低めです。
基本的には《断絶》の対象がなくなると終わってしまうため、例えば上の例でバウンスランドが2枚あったとしても無限マナにはなりませんが、《羽ばたき飛行機械》のような0マナクリーチャーがあれば、それを対象に取りバウンス→置き直しを繰り返すことで無限マナも可能です。
(青)《現実からの遊離/Freed from the Real》
⇒青1マナでつけているクリーチャーをアンタップできるオーラ
(青)《電位式錬金術師/Galvanic Alchemist》
⇒結魂能力で対象クリーチャーに「青含む3マナで自身をアンタップ」能力を付与
これらのアンタップ能力を使い、タップ能力により生み出すマナがアンタップ能力のマナコストを超えることで無限マナを発生させます。
方法は主に2パターンに分かれます。
①2マナ以上出るクリーチャーにつける
(緑)《斧折りの守護者/Axebane Guardian》
⇒タップで、自陣の防衛クリーチャーの数だけマナが出る
(緑)《クローサの修復者/Krosan Restorer》
(緑)《旅するサテュロス/Voyaging Satyr》
(緑)《東屋のエルフ/Arbor Elf》
(緑)《霧氷守り/Rime Tender》
⇒タップで、対象の土地をアンタップする
これらから青含む2マナ以上(《電位式錬金術師》なら4マナ以上)を出せる状態で、《現実からの遊離》or《電位式錬金術師》と繋げることができれば、タップ効果とアンタップ効果を繰り返すことで、マナを無限に出せるようになります。
②土地をクリーチャー化
(土地)《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》などバウンスランド
(緑)《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
(緑)《繁茂/Wild Growth》
(緑)《肥沃な大地/Fertile Ground》
(緑)《はびこり/Overgrowth》
(緑)《夜明けの反射/Dawn’s Reflection》
(緑)《市場の祝祭/Market Festival》
⇒青を含む複数マナが出る土地を作る
(青)《風のゼンディコン/Wind Zendikon》
(青)《Balduvian Conjurer》
(黒)《腐敗したゼンディコン/Corrupted Zendikon》
(緑)《活生の呪文爆弾/Lifespark Spellbomb》
⇒青含む複数マナが出る土地をクリーチャー化
これに《現実からの遊離》をつければ、タップ効果とアンタップ効果を繰り返すことで、マナを無限に出せるようになります。
無限マナからの勝ち手段は前章同様に割愛しますが、無限マナということは《現実からの遊離》のアンタップ能力を無限に使えるということでもあるので、《ヴィリジアンの長弓》による無限ダメージや《ゴンドの存在》による無限トークンなんかも可能です。
(青)《消し去りの才覚/Banishing Knack》
(青)《撤回のらせん/Retraction Helix》
⇒対象のクリーチャーに「タップで対象のパーマネントをバウンス」能力を付与するインスタント
これと、アンタップ能力を持つ以下クリーチャーとの組み合わせで、0マナカードのバウンス~出し直しによる無限ループを発生させます。
(青)《ミラディン人のスパイ/Mirran Spy》
⇒アーティファクトを唱えるたび対象クリーチャーをアンタップ
(青)《微風の写字官/Zephyr Scribe》
⇒クリーチャーでない呪文を唱えるたび自身をアンタップ
(白)《深夜の護衛/Midnight Guard》
⇒クリーチャーが場に出るたび自身をアンタップ
(赤)《棘撃ちドローン/Nettle Drone》
⇒無色の呪文を唱えるたび自身をアンタップ
(無)《乱打されるゴーレム/Battered Golem》
⇒アーティファクトが戦場に出るたび自身をアンタップ
(赤)《燃えがらの紅蓮術士/Cinder Pyromancer》
⇒赤の呪文を唱えるたび自身をアンタップ
0マナ呪文は以下の選択肢があります。
(無)《チス=ゴリアの歯/Tooth of Chiss-Goria》
※親和で3マナ減っている前提
⇒タップで対象クリーチャーに+1/+0
⇒バウンス前に毎回効果を使うことで、無限パワー
(無)《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
(無)《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
(無)《薬草の湿布/Herbal Poultice》
(無)《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
(無)《ファイレクシアの歩行機械/Phyrexian Walker》
(無)《Shield Sphere》
(赤)《Kobolds-of-Kher-Keep》
(赤)《Crookshank-Kobolds》
(赤)《Crimson-Kobolds》
(赤/緑)《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》
⇒無限ループ内で特に何かできるわけではありません。
組み合わせるアンタップ能力持ちや、能力に応じて選びましょう。
※他にも0マナカードはありますが、あまり有用ではなさそうです。
上記のカード陣により、「無限にパーマネントが出入りする」状態を作ることができます。
《チス=ゴリアの歯》以外はただ出入りするだけなので、以下の勝ち手段と組み合わせて勝利します。
(無)《ゴーレムの鋳造所/Golem Foundry》
⇒アーティファクトが出るたび溜まるカウンター3つで3/3トークン生成
(緑)《本質の管理人/Essence Warden》
(白)《魂の従者/Soul’s Attendant》
(白)《魂の管理人/Soul Warden》
⇒クリーチャーが出るたび1点回復
(黒)《霞の悪鬼/Glaze Fiend》
⇒自陣にアーティファクトが出るたび+2/+2修正
(赤)《衝撃の震え/Impact Tremors》
⇒クリーチャーが場に出るたび各対戦相手に1点ダメージ
(白)《深夜の護衛/Midnight Guard》
(緑)《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
(無)《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》
(青)《錬金術の研究/Hermetic Study》
(赤)《火の力/Power of Fire》
(緑)《ゴンドの存在/Presence of Gond》
⇒クリーチャーが場に出るたび《深夜の護衛》がアンタップ
(《炎樹族の使者》なら《イラクサの歩哨》でも可)
⇒装備品やオーラで付与したタップ効果を無限回使用可能
もしくは、《ミラディン人のスパイ》を使うプランであれば、タップとアンタップを繰り返すのを以下クリーチャーにすることで無限ライフや無限ドレインなど可能です。
(黒)《夜市の見張り/Night Market Lookout》
⇒自身がタップするたび各対戦相手から1点ドレイン
(黒)《ティマレットの召使い/Servant of Tymaret》
⇒自身がアンタップするたび各対戦相手から1点ドレイン
(黒)《吸血鬼の特使/Vampire Envoy》
⇒自身がタップするたび1点回復
(赤)《尖塔横の潜入者/Spireside Infiltrator》
⇒自身がタップするたび各対戦相手に1点ダメージ
(白)《石ころ川の群れ長/Stonybrook Schoolmaster》
⇒自身がタップするたび青の1/1トークン生成
⇒《賢者街の住人/Sage’s Row Denizen》と合わせれば
無限切削によるライブラリアウトも可
(白)《オレスコスの太陽導き/Oreskos Sun Guide》
⇒自身がアンタップするたび2点回復
(白)《水流を読む者/Judge of Currents》
⇒自身含むマーフォークがタップするたび1点回復
また、アンタップするクリーチャーが複数体いる(余る)状況であれば、余った方のアンタップ生物に《ヴィリジアンの長弓》や《ゴンドの存在》などつけることで無限ダメージや無限トークンを狙うこともできます。
これはいくつかの明確な組み合わせがあります。
・無限エルフ
(白)《深夜の護衛/Midnight Guard》
⇒クリーチャーが場に出るたびアンタップ
(緑)《ゴンドの存在/Presence of Gond》
⇒つけたクリーチャーに「タップで1/1トークン生成」能力を付与
《深夜の護衛》に《ゴンドの存在》をつけると、タップ効果でトークンを出し、トークン着地によってアンタップが誘発するため、無限トークンが成立します。
なお、《深夜の護衛》の代用は以下の組み合わせでも可能です。
(緑)《献身のドルイド/Devoted Druid》
⇒タップで緑マナ、自身に-1/-1カウンターを置くことでアンタップ
(緑/白)《ナヤの神の印章/Sigil of the Nayan Gods》
⇒つけたクリーチャーを自陣のクリーチャー1体につき+1/+1修整するオーラ
(緑)《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen》
⇒自陣に緑のクリーチャーが出るたび、対象クリーチャーに+1/+1カウンターを乗せる
・無限苗木
(緑)《大量の芽吹き/Sprout Swarm》
⇒召集持ち、バイバック含め5マナで1/1トークンを生成
(緑)《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
⇒緑の呪文を唱えるたびアンタップ
(白)《深夜の護衛/Midnight Guard》
⇒クリーチャーが場に出るたびアンタップ
(白)《陽景学院の使い魔/Sunscape Familiar》
(赤)《雷景学院の使い魔/Thunderscape Familiar》
⇒友好色の呪文のマナコストを1軽減
《イラクサの歩哨》《深夜の護衛》《陽景学院の使い魔》《雷景学院の使い魔》が計4体いる状態では《大量の芽吹き》を実質1マナ分で唱えることができ、自身の効果で1体出るトークンを次の召集に充てればそれ以降は実質0マナで唱えられるため、無限トークンが成立します。
エルフにせよ苗木にせよ、出した無限体のトークンで単純に殴ってもいいですが、以下と組み合わせるとより決定力が上がります。
(緑)《本質の管理人/Essence Warden》
(白)《魂の従者/Soul’s Attendant》
(白)《魂の管理人/Soul Warden》
⇒クリーチャーが場に出るたび1点回復
(赤)《衝撃の震え/Impact Tremors》
⇒クリーチャーが場に出るたび各対戦相手に1点ダメージ
(無)《跳ね橋/Crashing Drawbridge》
⇒タップで自陣全体に速攻付与
(白)《深夜の護衛/Midnight Guard》
(無)《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》
(青)《錬金術の研究/Hermetic Study》
(赤)《火の力/Power of Fire》
⇒クリーチャーが場に出るたび《深夜の護衛》がアンタップ
⇒装備品やオーラで付与したタップ効果を無限回使用可能
(赤)《略奪の爆撃/Raid Bombardment》
⇒自陣のパワー2以下のクリーチャーが攻撃するたび防御プレイヤーに1点ダメージ
(緑)《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen》
⇒自陣の緑のクリーチャーが出るたび、対象クリーチャーに+1/+1カウンターを乗せる
(赤)《授業初日/First Day of Class》
⇒使用したターン中、自陣のクリーチャーが出るたび+1/+1カウンターを乗せ速攻付与するインスタント
(緑)《高層のアウフ/Aerie Ouphes》
⇒頑強持ち、自身を生贄に捧げることで対象飛行クリーチャーに自身のパワー分ダメージ
《高層のアウフ》は死亡時に頑強効果で-1/-1カウンターが乗って帰って来ますが、《キヅタ小径の住人》もしくは《授業初日》が付与する+1/+1カウンターでそれが打ち消されるため、何度でも生贄に捧げ続けることができます。
これだけだと飛行クリーチャーの人権をなくせるだけですが、「何度でも生贄に捧げ続けられる」という部分が重要で、以下のサクり台と組み合わせた無限コンボが実現できます。
なお、頑強能力があれば基本何でもよいため、頑強枠は《高層のアウフ》である必要はありません。
(黒)《屍肉喰らい/Carrion Feeder》
(黒)《血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampire》
⇒クリーチャーを生贄に捧げることで自身のサイズ修正
(黒)《臓物の予見者/Viscera Seer》
⇒クリーチャーを生贄に捧げることで占術1
(無)《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》
⇒クリーチャーを生贄に捧げることで無色2マナ
(赤)《スカークの探鉱者/Skirk Prospector》
⇒ゴブリン1体を生贄に捧げて赤1マナを出す
(頑強枠は《朽ちゆくゴブリン/Putrid Goblin》限定)
また、以下がいれば、サクり台の効果に関係なく生贄にし続けるだけで勝負を決めることもできます。
(黒)《ファルケンラスの貴族/Falkenrath Noble》
⇒クリーチャーが死亡するたび対象プレイヤーから1点ドレイン
(赤)《風切るイグアナール/Hissing Iguanar》
⇒クリーチャーが死亡するたび対象プレイヤーに1点ダメージ
(黒)《死を出迎える者/Deathgreeter》
⇒クリーチャーが死亡するたび1点回復
(青)《セルホフの密教信者/Selhoff Occultist》
⇒クリーチャーが1体死亡するたび対象プレイヤー1枚切削
(緑)《本質の管理人/Essence Warden》
(白)《魂の従者/Soul’s Attendant》
(白)《魂の管理人/Soul Warden》
⇒クリーチャーが場に出るたび1点回復
(赤)《衝撃の震え/Impact Tremors》
⇒クリーチャーが場に出るたび各対戦相手に1点ダメージ
(白)《深夜の護衛/Midnight Guard》
(無)《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》
(青)《錬金術の研究/Hermetic Study》
(赤)《火の力/Power of Fire》
(緑)《ゴンドの存在/Presence of Gond》
⇒クリーチャーが場に出るたび《深夜の護衛》がアンタップ
⇒装備品やオーラで付与したタップ効果を無限回使用可能
(無)《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》
⇒クリーチャーを1体生贄で無色2マナ
(無)《マイアの回収者/Myr Retriever》(2マナ)
(無)《作業場の助手/Workshop Assistant》(3マナ)
⇒死亡時に、墓地から他のアーティファクトを手札に回収
《マイアの回収者》が場と墓地に1枚ずつある状態で、《アシュノッドの供犠台》で生贄に捧げ2マナ出して、墓地の《マイアの回収者》を回収し、出した2マナで唱えると盤面が元に戻るため、無限にこれを繰り返すことができます。
また、以下カードによりアーティファクト呪文のコスト軽減をできていれば無色無限マナになるのと、《作業場の助手》を第二の《マイアの回収者》として運用できます。
(青)《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》
(無)《鋳造所の検査官/Foundry Inspector》
(白)《シュタルンハイムの駿馬/Starnheim Courser》
⇒アーティファクト呪文のマナコストを1軽減(瞬馬はエンチャントも)
無限ループを使ったフィニッシュ手段としては以下があります。
(黒)《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》
⇒アーティファクトが戦場から墓地に落ちるたび対戦相手1人が1点ライフルーズ
(無)《ドロスの蠍/Dross Scorpion》
⇒アーティファクトが戦場から墓地に落ちるたび対象アーティファクトをアンタップ
(無)《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》
(青)《錬金術の研究/Hermetic Study》
(赤)《火の力/Power of Fire》
⇒つけたクリーチャーに「タップで対象に1点ダメージ」を付与
その他、「■無限頑強コンボ」参照
(黒)《拷問生活/Tortured Existence》
⇒黒1マナ払ってクリーチャーを捨てることで墓地の対象クリーチャーを回収
通常構築でも使われるこれを使ったコンボです。
組み合わせのバリエーションは少なく、特定の数枚を揃えることになります。
(無)《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》
⇒クリーチャー1体を生贄で無色2マナ
(黒)《大釜の使い魔/Cauldron Familiar》
⇒CIPで1点ドレイン、《食物トークン》を生贄で戦場に戻る
(白)《交換される牛/Bartered Cow》
⇒手札から捨てられる際に《食物トークン》を生成
(黒)《沼の信徒/Bog Initiate》
(黒)《漆黒の手の信徒/Initiates of the Ebon Hand》
⇒無色1マナを黒マナに変換
これらを組み合わせることで、
①.《大釜の使い魔》を《アシュノッドの供犠台》で生贄に捧げる
②.無色2マナを《沼の信徒》で黒2マナに変換
③.黒1マナで《交換される牛》を捨て、墓地の何かしらを回収
④.黒1マナで何かしらを捨て、墓地の《交換される牛》を回収
⑤.《食物トークン》を生贄で《大釜の使い魔》を場に戻す
⑥.①に戻る
というループによる無限ドレインが可能です。
また、別の組み合わせとしては以下もあります。
(黒)《スカージの使い魔/Skirge Familiar》
⇒カードを1枚捨てると黒1マナを出す
(黒)《無規律の幻霊/Entropic Eidolon》※各色サイクルあり
⇒多色呪文を唱えるたび手札に戻る
(赤/緑)《野生の朗詠者/Wild Cantor》
⇒死亡時に好きな色の1マナを出す
これらを組み合わせることで、
①.《スカージの使い魔》で《無規律の幻霊》を2枚捨てて黒2マナを出す
②.《野生の朗詠者》を唱え、《無規律の幻霊》を2枚手札に戻す
③.《野生の朗詠者》を生贄に捧げて緑マナを出す
④.《スカージの使い魔》で《無規律の幻霊》を1枚捨てて黒2マナを出す
⑤.《拷問生活》で《無規律の幻霊》を1枚捨てて《野生の朗詠者》を回収
⑥.②に戻る
というループが可能です。
ループが成立すれば、生物の着地と死亡が延々と繰り返されることになるので、他のコンボ同様に《衝撃の震え》《セルホフの密教信者》《ファルケンラスの貴族》などから勝ちに行きましょう。
また、《無規律の幻霊》がもう1枚あれば1周あたり黒1マナ増えるので、黒の無限マナも成立します。
成立してしまえば、無限ループと似たような手順で墓地の生物を全て回収できるので、無限マナからの決め札は墓地に落としておいても拾えます。
マナさえあれば何度でも唱え直せる《炎の冠》を《テツモスの大神官》に使うことで成立させるコンボ。
(白)《テツモスの大神官/Tethmos High Priest》
⇒これを対象に呪文を唱えるたび、墓地の2マナ以下生物を戦場に戻せる
(赤)《炎の冠/Crown of Flames》
⇒赤1マナオーラ、赤1マナ払うと手札に戻せる
(赤)《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
⇒着地時と死亡時にゴブリントークンが出るゴブリン
(赤)《スカークの探鉱者/Skirk Prospector》
⇒ゴブリン1体を生贄に捧げて赤1マナを出す
①.《テツモスの大神官》に《炎の冠》を唱える
②.《テツモスの大神官》の効果で墓地の《モグの戦争司令官》を戦場に戻す
③.②により、ゴブリントークンが1体出る
④.《スカークの探鉱者》で、《モグの戦争司令官》を生贄に捧げて赤1マナ
⑤.④により、ゴブリントークンが1体出る
⑥.《スカークの探鉱者》で、ゴブリントークン1体を生贄に捧げて赤1マナ
⑦.《炎の冠》の効果を起動し手札に戻す
⑧.①に戻る
というループを繰り返すと、ゴブリントークンを無限に出すことができます。
また、そのゴブリントークンを《スカークの探鉱者》で生贄にすれば赤の無限マナも成立するので、《炎の冠》を何度も唱えて墓地の2マナ以下の生物を全て場に戻すことができます。
例えば《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand》《モグの狂信者/Mogg Fanatic》などが落ちていれば、無限回釣りあげられるので無限ダメージも成立します。
「0マナ起動型能力」と「能力の対象になるたび」を組み合わせた無限コンボ。
(白)《ダールの降霊者/Daru Spiritualist》
⇒自陣のクレリックが呪文や能力の対象になるたび、それを+0/+2修正するクレリック
(白)《特別工作班/Task Force》
⇒自身が呪文や能力の対象になるたび、+0/+3修正を受ける
(白)《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》
(白)《コーのスピリット/Spirit en-Kor》
⇒0マナでクリーチャー1体を対象とする能力を持つ(能力の内容は割愛)
(黒)《肉貪り/Devour Flesh》
⇒対象プレイヤーはクリーチャー1体を生贄に捧げ、タフネス分のライフを回復
(黒)《切断された糸/Severed Strands》
⇒クリーチャー1体の生贄をコストとして、タフネス分のライフを回復し、相手のクリーチャーを1体破壊
《ダールの降霊者》《特別工作班》に対して0マナの起動型能力を無限回起動することで、タフネスを無限にすることができます。
その後、《肉貪り》《切断された糸》でそれを生贄に捧げることで無限ライフを得ることができます。
以前の記事を参照してください → Spy記事
自身のライブラリが0枚の状態から始動する、《妖術師のガラクタ》を唱え続ける無限コンボ。
(青)《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》
(無)《鋳造所の検査官/Foundry Inspector》
(白)《シュタルンハイムの駿馬/Starnheim Courser》
⇒アーティファクト呪文のマナコストを1軽減(瞬馬はエンチャントも)
(無)《妖術師のガラクタ/Conjurer’s Bauble》
⇒自身を生贄で、墓地のカード1枚をライブラリの一番上か下に戻す
(青)《ジェイスの消去/Jace’s Erasure》
⇒カードを1枚引くたび、対象プレイヤーのライブラリを1枚切削する
(黒)《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》
⇒アーティファクトが戦場から墓地に落ちるたび対戦相手1人が1点ライフルーズ
自身のライブラリが0枚、かつ《妖術師のガラクタ》を0マナで唱えられる状態であれば、《妖術師のガラクタ》で墓地の《妖術師のガラクタ》を対象に取ることを繰り返す無限ループが成立します。
《ジェイスの消去》や《大霊堂の信奉者》を置いている状態であれば、そのまま無限切削によるライブラリアウトや無限ライフルーズに持ち込むことができます。
《現実からの遊離》を、無限マナではなく直接的な無限ダメージのために使用するコンボ。
(青)《現実からの遊離/Freed from the Real》
⇒青1マナでつけているクリーチャーをアンタップできるオーラ
(赤/緑)《ザル=ターのドルイド/Zhur-Taa Druid》
⇒タップで緑1マナ、マナ能力でタップするたび各対戦相手に1点ダメージ
(緑)《大蛇の葉詠み/Orochi Leafcaller》
⇒緑1マナを好きな色の1マナに置換する
(緑)《ケイラメトラの好意/Karametra’s Favor》
⇒「タップで好きな色マナを出す」能力を付与するオーラ
《ザル=ターのドルイド》から青マナが出るようにする、もしくは緑マナを青マナに置換できるようにすることで、タップで出るマナを《現実からの遊離》のアンタップコストに充てられるようになり、無限にタップとアンタップを繰り返し無限ダメージを与えることができます。
また、《大蛇の葉詠み》は使えませんが、《ケイラメトラの好意》であれば以下のクリーチャーでも《ザル=ターのドルイド》の代用が可能です。
(黒)《夜市の見張り/Night Market Lookout》
⇒自身がタップするたび1点ドレイン
(黒)《ティマレットの召使い/Servant of Tymaret》
⇒自身がアンタップするたび1点ドレイン
(黒)《吸血鬼の特使/Vampire Envoy》
⇒自身がタップするたび1点回復
(赤)《尖塔横の潜入者/Spireside Infiltrator》
⇒自身がタップするたび各対戦相手に1点ダメージ
(白)《石ころ川の群れ長/Stonybrook Schoolmaster》
⇒自身がタップするたび青の1/1トークン生成
⇒《賢者街の住人/Sage’s Row Denizen》と合わせれば
無限切削によるライブラリアウトも可
(白)《オレスコスの太陽導き/Oreskos Sun Guide》
⇒自身がアンタップするたび2点回復
(白)《水流を読む者/Judge of Currents》
⇒自身含むマーフォークがタップするたび1点回復
(赤/緑)《つまみ食い貯め/Morselhoarder》
⇒-1/-1カウンターが2つ乗って出る、1個取り除くと1マナ出せる
(青)《沈む感覚/Sinking Feeling》
⇒1マナ払い-1/-1カウンターを1個乗せると、つけたクリーチャーをアンタップするオーラ
(無)《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》
(青)《錬金術の研究/Hermetic Study》
(赤)《火の力/Power of Fire》
⇒「タップで対象に1点ダメージ」能力を付与
(緑)《ゴンドの存在/Presence of Gond》
⇒「タップで1/1トークン生成」能力を付与
《つまみ食い貯め》《沈む感覚》によって無限アンタップを実現し、タップ効果を無限回使用できるようにします。
カードを消費せずに唱えることができる「連繋(秘儀)」を活用した無限コンボ。
(青)《洞察力の花弁/Petals of Insight》
⇒ライブラリ上3枚を見て、「①望む順で一番下に戻し、自身を手札に戻す」「②そのまま3枚ドロー」を選択する秘儀持ちソーサリー
(青)《精神のくぐつ/Psychic Puppetry》
⇒対象パーマネントをタップまたはアンタップする、連繋(秘儀)持ちインスタント
(青)《思考の鈍化/Dampen Thought》
⇒対象プレイヤーのライブラリを4枚切削する、連繋(秘儀)持ちインスタント
(緑)《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
(緑)《繁茂/Wild Growth》
(緑)《肥沃な大地/Fertile Ground》
(緑)《はびこり/Overgrowth》
(緑)《夜明けの反射/Dawn’s Reflection》
(緑)《市場の祝祭/Market Festival》
⇒土地から出るマナを増やすオーラ
①.1枚の土地から8マナ以上が出る状態を作る
②.《洞察力の花弁》に《精神のくぐつ》を連繋させ(計7マナ)、
・《洞察力の花弁》自身を手札に戻す方の効果を使う
・《精神のくぐつ》で①の土地を起こす
ことで、無限にライブラリを弄り回しつつ、無限マナを出す
③.②の組み合わせに《思考の鈍化》を追加で連携させ、無限ライブラリアウト
なお、1枚の土地から7マナが出る段階で②の無限ループ自体は可能なので、キーパーツを探してトップに持ってこられるようになります。
(青)《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》
(無)《鋳造所の検査官/Foundry Inspector》
(白)《シュタルンハイムの駿馬/Starnheim Courser》
⇒アーティファクト呪文のマナコストを1軽減(瞬馬はエンチャントも)
(無)《祖先の像/Ancestral Statue》(4マナ)
⇒CIPで自身のパーマネントを1つバウンス
(無)《死体の野犬/Corpse Cur》(4マナ)
⇒感染持ち、CIPで墓地にある感染持ちクリーチャーを手札に戻す
(無)《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》
⇒クリーチャーを生贄に捧げることで無色2マナ
・4マナ軽減した状態で《祖先の像》を無限に出し入れすることで、《撤回のらせん》コンボと同じ状態を再現できます。
・2マナ軽減した状態で《死体の野犬》を出して墓地の《死体の野犬》を回収、《アシュノッドの供犠台》で生贄に捧げることを繰り返し、《マイアの回収者》コンボと同じ状態を再現できます。
(黒)《屍術師の魔法印/Necromancer’s Magemark》
⇒自陣のエンチャントされているクリーチャーが死んでも手札に戻す
(青)《煙の覆い/Smoke Shroud》
⇒忍者が戦場に出ると、墓地からそれについた状態で戦場に戻るオーラ
(黒)《変わり身ののけ者/Changeling Outcast》
(無)《自在自動機械/Universal Automaton》
⇒1マナ多相クリーチャー
(黒)《基底スリヴァー/Basal Sliver》
⇒全スリヴァーに「自身生贄で黒2マナ」能力を付与
・《基底スリヴァー》を置いておく
・《屍術師の魔法印》を適当なクリーチャーにつけておく
(《基底スリヴァー》でもOK)
・《変わり身ののけ者》に《煙の覆い》をつける
(《煙の覆い》は墓地にあってもOK)
という前準備をしておけば、
①.《変わり身ののけ者》を生贄に捧げて黒2マナ
⇒《屍術師の魔法印》が誘発、手札に戻る
②.黒1マナで《変わり身ののけ者》を出す
⇒《煙の覆い》が誘発、《変わり身ののけ者》につく
というループによる黒の無限マナが可能です。
また、《基底スリヴァー》の代わりに、以下の組み合わせで実質的に同じこともできます。
(無)《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》
⇒クリーチャー1体を生贄で無色2マナ
(黒)《沼の信徒/Bog Initiate》
(黒)《漆黒の手の信徒/Initiates of the Ebon Hand》
⇒無色1マナを黒マナに変換
(黒)《ケイヤ式幽体化/Kaya’s Ghostform》
⇒つけているクリーチャーの死亡or追放時に戦場に戻すオーラ
(白)《オーラ術師/Auramancer》
⇒CIPで墓地のエンチャントを手札に戻す
(無)《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》
⇒クリーチャー1体を生贄で無色2マナ
(黒)《沼の信徒/Bog Initiate》
(黒)《漆黒の手の信徒/Initiates of the Ebon Hand》
⇒無色1マナを黒マナに変換
①.《オーラ術師》に《ケイヤ式幽体化》をつける
②.《アシュノッドの供犠台》で《オーラ術師》を生贄に捧げ無色2マナ
⇒《ケイヤ式幽体化》が誘発し《オーラ術師》が戦場に戻る
⇒《オーラ術師》が誘発し《ケイヤ式幽体化》が手札に戻る
③.《沼の信徒》で無色2マナを黒2マナに変換
④.うち1マナで《オーラ術師》に《ケイヤ式幽体化》をつける
というループによる黒の無限マナが可能です。
・マナだけあれば、単体でフィニッシュできる
・多人数戦前提
⇒例えば、ただの自己パンプアップや、ブロッカー立ってるだけで通らないパンプアップ付与などは除外
そういうクリーチャーは意外と多くないことに気付いたので、ここに列挙します。
<不特定マナ>
(黒)《血儀式の発動者/Bloodrite Invoker》
(赤)《ヴァラクートの発動者/Valakut Invoker》
(緑)《野心の発動者/Wildheart Invoker》
(緑)《大量の芽吹き/Sprout Swarm》
※出すトークンで召集払えばシングルシンボル分は補填可能
<赤マナ>
(赤)《炎波の発動者/Flamewave Invoker》
(赤)《煮えたぎりの小悪魔/Scalding Devil》
(赤)《火山の彷徨/Volcanic Rambler》
(赤)《とどろく雷鳴/Rolling Thunder》
(赤)《連弾炎/Pyromatics》
<黒マナ>
(白/黒)《エイスリオスの学者/Scholar of Athreos》
(黒)《死の茂み/Brush with Death》
(黒)《実験用ネズミ/Lab Rats》
<黒マナ(自分のライフが1番多ければ)>
(黒)《墓所のネズミ/Crypt Rats》
(黒)《黒死病/Pestilence》
(黒)《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》
<青マナ>
(青)《転覆/Capsize》
(青)《思考の流れ/Stream of Thought》
<白マナ>
(白)《蓋世徴用/Recruit the Worthy》
選択肢が…選択肢が多い…!
「こんなコンボ(や、代用パーツ)もあるから紹介して!」というものがあれば、教えていただけますと幸いです。
(本記事のツイートを引用RTしつつ書いていただけると、より幸いです)